内容説明
風邪にかかりにくくする対策を世界で最初に考えだしたのは、だれでしょう?世界ではじめてはしかを治療したのは、だれでしょう?どちらも、答えはヒポクラテスなのです。ヒポクラテスは医学の祖と言われるように、それまで、迷信や呪術にもとづいて行われていた病気やけがの治療を科学的に行う糸口を見いだしたのです。
目次
ヒポクラテスが生きていたころの世界
ぼくは、コス島のヒポクラテス
偉大な一族
魔術の勉強
父上との旅
答えの出ない、たくさんの質問
エジプトの医学
プラタナスの木の下での授業
思いがけない招待
燃えあがる図書館
祖先をたずねて
ベルディッカス王の病
「水、空気、場所について」
黒死病
健康は食から
次から次へとわきあがる疑問
わらう賢人
ヒポクラテスの誓い
静かな生活をもとめて
著者等紹介
ノヴェッリ,ルカ[ノヴェッリ,ルカ][Novelli,Luca]
ライター&イラストレーター。自然や科学についての本を数多く執筆しており、作品は、約20カ国語に翻訳されている。イタリア国営放送(RAI)の番組作りに協力したり、グラフィックデザインの月刊誌『G&D』の編集長をつとめたりと、多彩な活動をしている。もっとも優秀な子ども向きの科学書の著者として、イタリアの環境団体「レーガンビエンテ」から2001年に表彰された。2004年には、優秀な児童書におくられるイタリア・アンデルセン賞も受賞している
滝川洋二[タキガワヨウジ]
NPO法人ガリレオ工房理事長。東京大学教養学部特任教授。1949年岡山県生まれ。1972年埼玉大学理工学部卒業、1984年国際基督教大学大学院博士課程修了。教育学博士。専門は概念形成研究、科学カリキュラム研究、物理教育
関口英子[セキグチエイコ]
翻訳家。埼玉県生まれ。旧大阪外国語大学イタリア語学科卒業。小説、児童書、映画字幕など、イタリア語の翻訳を幅広く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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