内容説明
落語では、江戸時代の人びとの暮らしや生き方が生き生きと描かれています。江戸の長屋に住んでいる人びとの喜びや悲しみ、どんな食べ物をどうやって食べていたのか、楽しみは何だったのか。落語のお話の中から、江戸の様子を探ってみましょう。
目次
1章 落語の舞台 長屋の生活(長屋の暮らしを見てみよう;長屋の人々とその生活;落語の世界(1)長屋編 ほか)
2章 江戸の気ままな食生活(棒手振りを待つ暮らし;コンビニ感覚のおそうざいライフ;ごちそうのいろいろ ほか)
3章 江戸暮らしの楽しみ(自然を楽しむ;江戸の信仰;芝居と寄席は最高の楽しみ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びすけっと
9
2008年7月刊。軽い気持ちで借り出した図書館出会い本。有名な落語のネタを題材にしながら、江戸の世俗や落語の世界を紹介しています。児童書ですが、なかなかどうして中身は充実。それにしても江戸の人口密度の高さはすごい。ほとんどが借地借家であったことは知っていましたが、あの蔦屋も借家であったとは!(p.47) 今どき板紙一枚の壁では無理だろうけれど、借家住まいや棒手振りによる買い物、寿司天ぷらなどのファーストフード、理にかなっているかも。深川江戸資料館に行ってみたいです。2014/11/21
spatz
1
軽く読み流せて面白かった。2015/04/17