復刊・日本の名作絵本
ゆきむすめ

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  • サイズ A6判/ページ数 1冊(ペ/高さ 25cm
  • 商品コード 9784265032891
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

出版社内容情報

ヨヘイは,雪にふりこめられた山奥のほらあなで,美しいむすめを見ました……。祖母がまごに語る形式で,幻想的に描いた絵本です。    小学生低学年から

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

バニラ風味

21
模様のついた櫛の歯の向こうに景色が見える、という所がとても印象的。「お風呂に入らなければ嫁として認めない」と言われ、仕方なくお風呂に入る、ゆきむすめ。そう言いたくなる親の気持ちがわからないでもないけれど…。その上、のぞかないでと言ったのに、のぞかれてしまった気持ちはいかばかりか。湯船の中に櫛が浮いていた、という場面が切ない。現代的な美しさとは違いますが、いかにも日本的な素朴な美しさと色使いが良いですね。2016/02/23

うとうと

10
おばあさんが、そのおばあさんから聞いた話として、赤い櫛の由来を孫娘に話して聞かせる。昔、その村の若者が雪山で美しい娘を見た。ふたりは再会し結婚したけれど、娘がどうしてもお風呂に入らないことを姑に訝られ。。 民話かと思ったけど、創作のようです。 絵がきれい。ページの使いかたが独特で、印象的でした。 2021/01/12

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

10
岩崎書店 ものがたり絵本17 ロシアのおはなしの『ゆきむすめ』 https://bookmeter.com/books/413978 と思っていたら木島始さんの創作だそうです。朝倉摂さんの絵もいいですね。おばあちゃんがカオルちゃんに話してくれた、綺麗な櫛にまつわるお話。2020/04/09

遠い日

7
朝倉摂さんの絵を求めて。昔話仕立てのファンタジー。おばあさんのおばあさんから聞いた話という設定が、時間のフィルターとなって、話される内容はリアルと切り離される。ふわふわと漂う霧の向こうのようなお話。2019/04/12

baアタマ

4
1970年。木島始さんが文を浅倉摂さんが絵を担当した美しい絵本。櫛と雪景色の部分は半ぺたの折り畳みをつけなくても十分に成立するのだけれど、作る側が半ぺた分どうしてもつけたかったのかな…?いい絵本を作りたいという気持ちが感じられた気がして、そこも良かったです。<復刊日本の名作9> 2016/02/05

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