出版社内容情報
エンマコオロギの産卵、卵。幼虫の姿など、成長の様子を克明に紹介。地面からうまれ出る姿はとてもコオロギには見えません!
大きなコオロギ、エンマコオロギの、産卵からスタート。地面から出てくる幼虫の姿は、とてもコオロギには見えません。小さな幼虫コオロギの成長の様子を克明にとらえていきます。真っ白い翅が出てくる羽化シーンは感動ものです。
【著者紹介】
【中瀬潤・写真】 1961年、宮城県生まれ。フリーの自然・昆虫写真家。仙台を拠点として昆虫を中心とした動植物の写真に取り組む。トビケラ、カワゲラ、カゲロウ、トンボといった水生昆虫とそれを取り巻く水環境に強い関心を持ち、20年以上撮影しつづけている。著書に『カゲロウ観察事典』偕成社、『トンボ』あかね書房、『うまれたよ!ヤゴ』『うまれたよ!テントウムシ』(岩崎書店)などがある。
著者等紹介
中瀬潤[ナカセジュン]
1961年、宮城県生まれ。仙台を拠点として昆虫を中心とした動植物の写真に取り組む。地元に密着した活動をする一方、トビケラ、カワゲラ、カゲロウ、トンボといった水生昆虫とそれを取り巻く水環境に強い関心を持ち、20年以上撮影しつづけている
小杉みのり[コスギミノリ]
編集者。編集プロダクション「ドゥ&ドゥプランニング」代表。おもに児童向け書籍の企画・編集、原稿執筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
69
秋の虫の声が盛んになってきたので。娘はまだコオロギを見たことはないが、とても近くで声だけは聞いた。あの声の主は、こんな虫なんだよ、と説明。小さな卵から孵ったコオロギは、脱皮を繰り返して大きくなる。小さい姿でも、タキシードっぽいシルエットはそのままで、かわいい。最後の脱皮てようやく羽が生え、歌うことができるようになのは、初めて知った。2016/10/09
かおりんご
28
読み聞かせ(145)生活科で虫探しをするので読み聞かせ。コオロギのたまごを生むところが、一番食い付きがよかった!一気に虫の本ばかり紹介するのはどうかと思いましたが、楽しんでくれたようです。2016/09/16
たーちゃん
22
私の苦手な種類の虫。だけど息子は好き。飼いたいとか言わないでね(笑)2022/06/18
いっちゃん
12
昔はよく取りに行ったけど、大人になるまでのコオロギって見つけたことがない。見てても、コオロギって気づかないくらい違うけど。2016/07/06
遠い日
7
コオロギの幼虫など見たこともないので、この本で初めて生態を含めて知り、新鮮な感動に包まれている。成虫の姿はどこでも見かけるし、その音もよく知っているのに、卵の小ささや幼虫の成長のしかたなど、とても興味深い。子どものころは虫かごいっぱいに捕まえたりしたのに、成虫の首元が太いベルト状になっているのも知らなかった。今の時期、ちょうど草むらの葉影には、小さなコオロギたちが潜んで生きているかと思うと、ちょっとわくわくする。2014/07/03