出版社内容情報
地面に生みつけられた卵、地面から出る様子、脱皮はもちろん、カメラは幼虫が葉っぱの水にはまってしまう事件もとらえました。
草むらの人気者バッタ。本書では顔も体も長ーい、ショウリョウバッタを取り上げます。茶色い泡のような塊に包まれて、地面に生みつけられた卵。地面から、出てくる幼虫。カメラは、小さな幼虫が葉っぱの水たまりにはまってしまう事件もとらえました。
【著者紹介】
【新開孝・写真】 1958年愛媛県生まれ。愛媛大学農学部卒業。昆虫学専攻。教育映画の助手を経て昆虫写真家として独立。著書に『ヤママユガ観察事典』(偕成社)、『虫たちのふしぎ』(福音館書店)、『クモのいと』(ポプラ社など多数。2010年7月には小社より『ぼくは昆虫カメラマン 小さな命を見つめて』『びっくり!? 昆虫館』『うまれたよ!カマキリ』(岩崎書店)など。
著者等紹介
新開孝[シンカイタカシ]
1958年愛媛県生まれ。愛媛大学農学部で昆虫学を専攻。卒業後上京し教育映画の演出助手などの仕事を経て、フリーの昆虫写真家として独立。2007年、宮崎県三股町に移り住む。昆虫の多様で不思議な生態や形態を独自の視点から撮影している
小杉みのり[コスギミノリ]
編集者。編集プロダクション「ドゥ&ドゥプランニング」代表。おもに児童向け書籍の企画・編集、原稿執筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アナーキー靴下
80
虫全般、大人になってからは人並みに苦手な気持ちもあり、なかでも草食系は害虫という印象も加味されバッタはやや分が悪い。正直、初めの卵の塊写真はぞわっとした。でも幼虫はやっぱり可愛らしく、「あめでぬれたはっぱにからだがはりついてしまった」写真に至っては、これに心を射抜かれない者はいないだろう至高の一枚。この絵本はショウリョウバッタだけど、昔ネットで見たオンブバッタのオンブーのことを思い出す愛くるしさ。ラスト、ショウリョウバッタは越冬しないということだよね。それもまたオンブー連想。苦手な虫、の認識を超えるのだ。2022/06/23
たーちゃん
28
この間、釣りをしに行った川のそばの草原で小さな小さな生まれたばかりのようはバッタを見たのでこちらを借りてきました。息子はバッタをとりたくてとりたくてウズウズしていました(笑)2022/06/08
かおりんご
23
読み聞かせ(142)生活科で虫探しをするので読み聞かせ。カマキリと比べると面白い。脱皮をして成長するのは同じだけど、こちらは草を食べる。2016/09/16
いっちゃん
14
バッタが土の中から出てくるところ見たい。卵も見たことないし、脱皮も。こんなに身近にいるのに知らないことばっかりだった。2016/09/04
江口 浩平@教育委員会
13
【絵本】図書館本。5歳と3歳の兄弟に読み聞かせ。バッタの一生を写真で見れるのがよかったらしく、長男が嬉しそうにしていた。脱皮をしていることは見たこともなく、実はこんな風に成長していたんだと学びになっていた。長男はメスのバッタのほうがオスのバッタより大きいことが気になったみたいで、オンブバッタだとしきりに言っていた。2023/02/05