出版社内容情報
犬のメルビンは,とても親切。そうじ,せんたく,子もり……何でもひきうけてしまいます。でも,はたらきすぎてたおれてしまい…。 小学生低学年から
内容説明
メルビンは、しんせつで、きまえがよくて、おもいやりがあって、いつも にこにこ、とにかく とっても いいイヌなんです。友だちのために、せんたくをしたり、うえ木ばちに水をやったり、子もりをひきうけたり 大いそがしです。ゆっくり食事をするひまも、ねむるひまも ありません。メルビンは、とうとう くたびれ病で ねこんでしまいました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
39
読み友さんの感想を読んで。作者さんが自分の犬を主人公にして作られたお話で、茶目っ気のある登場人物たちみんながにくめず、暖かな気持ちで読みました。NOという勇気も大切だけど、行き過ぎた親切をせず自分を持ち続ける強さも大切よね。2022/02/16
ヒラP@ehon.gohon
18
ボランティア精神の旺盛な犬のメルビンのお話です。 その人のよさに乗じて、何でも押してつけて、自分たちはのびのびしている人たちがいます。 これってどうなのよって、ツッコミを入れたくなるような展開です。 甘えはいけません。 自分でできることは自分でやりましょう。 困ったことだけを頼むのが、本来の姿でしょう。 改めて、身近にある支援活動仲間のことを見つめ直しました。2022/02/01
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
メルビンは人に頼まれた仕事を喜んでやる犬。ところがそんなメルビンを友人たちはバカにして、なんでも押しつけてきます。忙しすぎて倒れたメルビンを友人たちはせわしてくれますが、するとメルビンが楽を覚えわがままな犬に…。2023/05/29
ツキノ
6
他館から移籍されてきた児童書。ページがピンク色でかわいい。作者名に聞き覚えがあるとおもったら『ぼくはめいたんてい』シリーズの人でした。犬が主人公、これは作者の犬なんだそうです。「ほんとうにじぶんらしくなるための時間」が必要。うーんナットク!!!児童書って奥が深いのだ。おとなこそ読みたいものも多い。これもそのひとつ。2012/07/29
マグロのお刺身
5
メルビン程ではないけど優しくし過ぎると疲れるのは前から自分も感じていたし、すぐその気持ちは分かった。 他人にも優しくするのは大切だけど自分にも優しくするのも大切だということを考えさせられた本でした2022/03/10