ディートリッヒ・ボンヘッファーとシモーヌ・ヴェイユ―応答性の研究

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  • サイズ A5判/ページ数 348p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784264034568
  • Cコード C0016

内容説明

ナチス支配のゆえに生命を失った二人の思想家は、世俗化を強める社会をどう理解していたのか。どのように関わろうとしていたのか。

目次

第1章 二次資料(論争;ボンヘッファーとヴェイユの著述におけるキリスト者の応答性の概念―論議に対する本研究の貢献)
第2章 キリストの召命への応答(青年時代;近代西洋哲学の伝統;キリストの召し;転換)
第3章 応答性と責任性(他者への応答性―この概念の最初の表明;枠組み;応答性と責任制;申し開きの責任)
第4章 応答性と苦難(民の苦難;個人の苦難;主の祈り;キリストの苦難)
第5章 応答性と世界(現実の把握;応答の明白さと真理の追求;西欧の人間性;社会秩序;再生―将来)

著者等紹介

池永倫明[イケナガトモアキ]
1937年中国東北部撫順に生まれる。1968年日本キリスト教会神学校卒業。1968‐2013年日本キリスト教会富良野伝道教会、沖縄伝道所、蒲田御園教会牧師を歴任。2013年、引退

池永順一[イケナガジュンイチ]
1970年北海道富良野市に生まれる。1994年東京神学大学大学院修士課程修了。1996年日本キリスト教会神学校聴講修了。1996年‐2009年日本キリスト教会小山教会、住吉教会牧師を歴任。現在、日本キリスト教会神戸桜が丘伝道所牧師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ころりん

1
ずっと畏敬の念を抱いてきた、知の巨人ふたりを並べてその思想を掘り下げた、ぼくにとっては垂涎物の本。 二人の違いも明白になり、きっと対談なんかやったら喧嘩別れになったかも。 でも、それぞれが置かれた状況、背景、四〇年足らずの生涯の意味、ぜんぶ違うんだからそれでいいんだなぁ~ ナチスの圧力に、多くを奪われながら、そこで紡いでいった彼らの言葉には、整合なんて吹き飛ばすチカラがある。 ヒトラーと戦うだけでなく、ヒトラーが植え付けた「偉大さ」への陶酔をも破壊されなければ、というヴェイユの着眼が特に印象的(241頁)2016/07/12

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