内容説明
あれから5年の月日が流れた。事故か、暗殺か…さまざまな憶測が飛び交う中、実は、ダイアナの死により、出版差し止めとなった本があった。あまりにも現実におきたダイアナの死に似通っていたのである。この物語はダイアナの生前に書かれたものであり、ダイアナ暗殺を軸にしたフィクションであるはずだった。しかし、現実に事件はおき、そして著者は命を狙われた。この小説はあの事故の真相を突きすぎていたのかもしれない…。
著者等紹介
デービス,バリー[デービス,バリー][Davies,Barry]
1962年若干17歳でウェールズ自警団に参加。その約4年後難関を通過した氏は、志願してSAS(英国空軍特殊部隊)に入隊を果たした。SAS時代には最優秀射撃賞を獲得する。18年間のSAS生活において氏は、世界中あらゆる地域での紛争解決に関わってきた。オマーン戦争をはじめとした中東における戦争の目撃者でもあり、また東南アジア・南アメリカのジャングルでの戦闘にも加わってきた。SAS生活の最後には、北アイルランドの不穏な地域でたった一人の任務遂行も経験する。SAS時代における氏の最大の出来事は、ソマリアの首都モガディシュで起きたハイジャック事件の解決作戦に参加したことであろう。英国首相の命を受け、彼は他隊員と共にドイツ政府へと派遣される。ルフトハンザ737便の乗客乗員92人の救出であった。彼等の目覚しい支援により、ドイツ部隊は飛行機を急襲。4人のテロリストのうち3人を射殺し、乗客乗員全員の無事救出に成功した。この輝かしい業績により、英国女王から大英帝国勲章を授与された
窪嶋優子[クボシマユウコ]
東京生まれ。明治学院大学文学部英文科卒業。JICE(国際協力センター)に所属し、JICA(国際協力事業団)の研修監理員を勤める。その後本格的に翻訳家としてスタートをきる。現在、英語を中心テーマにかかげるクリエーターズグループ有限会社エートゥーゼット専属翻訳家・翻訳コーディネーターとしてさまざまな分野の翻訳を手がける
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