内容説明
創世記1~3章から、創造のみわざと人類の堕落を読み、堕落した人間を救うべく計画されたキリストの十字架を浮き彫りにする。あらためて見るとき、神の愛がこれら全章を貫いて、満ちあふれていることに気づかされる。
目次
1 初めに、神が―創世記1章1節~2節
2 神は仰せられた―創世記1章3節
3 それを見て良しとされた―創世記1章21節
4 神のかたちとして―創世記1章27節
5 この日を聖であるとされた―創世記2章3節
6 どの木からでも思いのまま―創世記2章16~17節
7 ふさわしい助け手―創世記2章18節
8 その実をとって食べ―創世記3章6節
9 あなたは、どこにいるのか―創世記3章9節
10 彼は、おまえの頭を踏み砕き―創世記3章15節
あとがき―創世記3章20節
著者等紹介
遠藤嘉信[エンドウヨシノブ]
1959年静岡県に生まれる。聖書神学舎、ゴードン・コンウェル神学大学院、セントポール&セントメアリー大学博士課程を経て、聖書ヘブル語動詞の研究により英国ブリストル大学から哲学博士号(Ph.D)取得。日本同盟基督教団和泉福音教会牧師、聖書神学舎教師(旧約聖書)を務める。2007年6月23日召天(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒラK
1
尊敬する先生の著書を漸くにして読む恵みに預かった。旧約聖書を語っていながら、その視点は絶えず新約の福音と直結しており、創造の時から変わらない神の愛の深さが幾重にも表され、素晴らしいみことばの解き明かしだった。おそらく絶筆となった本書は訣別説教のようで、この世界での戦いを続ける遺された私達に、主から頂いた救いを離すことのないよう、みことばにしっかり従って歩むようにとの願いが切々と伝わってきた。死を前にした語りが、パウロの熱情と重なる思いがして泣けてくる。主の御名はとこしえまで。ハレルヤ。2016/05/18
John Newton Webb
1
命の意味というようなテーマについて、聖書の最初の箇所から様々な深いことをとった本です。読む価値がとてもあると思います。2014/04/01