霊魂・慰霊・顕彰―死者への記憶装置

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  • サイズ A5判/ページ数 352p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784764602847
  • NDC分類 170.4
  • Cコード C0012

内容説明

政治的・思想的な対立軸を受けやすい戦没者慰霊に関する諸問題の中で神道的慰霊・顕彰と「怨親平等」思想、近代における戦没者慰霊の場や招魂祭祀、仏教の関与、災害死者との差異など霊魂観の性格に直結する事象を中心に多彩な研究者が思想信条の垣根を越え実証的かつ冷静に論究。『慰霊と顕彰の間』に続く國學院大學研究開発推進センター研究事業「招魂と慰霊の系譜に関する基礎的研究」成果論集の第二弾。

目次

シンポジウム 日本における霊魂観の変遷―「怨霊」と「英霊」をめぐって(怨霊と怨親平等との間;馬関戦争と下関招魂場の形成;近代における「賊軍」戦死者の祭祀―会津戊辰戦役を事例として;核報告の意義とその図式化;霊魂観の歴史的連像性と変容の視点)
シンポジウム 近代日本における慰霊・追悼・顕彰の“場”―戦死者と地域社会(戦死者祭祀の場としての「神社」―栃木県と台湾の事例を中心に;軍都の「慰霊空間」と国民統合―石川県金沢市の事例を中心に;戦争・災害の死者の“慰霊”“供養”―一八九〇年代の東海地域を中心として;旧藩意識と「賊軍」慰霊の問題;“場”を支える人々の想い)
付論 戦死者の霊魂をめぐる慰霊・追悼・顕彰と神仏両式―明治前期における招魂祭の展開を中心に

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