内容説明
書簡と『使徒の働き』を考察しながら、使徒パウロの生涯とその思想、神学と信仰を浮き彫りにしていく。長らく読み継がれてきたロングセラー。
目次
第1章 パウロの歴史上の位置
第2章 将来への無意識の準備
第3章 回心
第4章 パウロの福音
第5章 前途に横たわる事業
第6章 伝道旅行
第7章 著作と人柄
第8章 パウロの教会の現実の姿
第9章 大論争
第10章 晩年
著者等紹介
ストーカー,ジェームズ・M.[ストーカー,ジェームズM.][Stalker,James M.]
1848年、スコットランドのクリーフに生まれる。エディンバラ大学、並びにスコットランド教会のエディンバラ・ニュー・コッレジに学び、1874年、牧師として任命されて、カーコーディの聖ブライスデイル教会に赴任、1887年、グラスゴーの聖マタイ教会に転任。1902年から1924年の退職まで、スコットランドのアバディーン・コッレジの教会史ならびに倫理学教授を歴任。1927年2月6日没
村岡崇光[ムラオカタカミツ]
1938(昭和13)年広島市生まれ。鹿児島県大口高校卒業、高校時代に米人バプテスト宣教師チャンドラー師に導かれて、キリスト教に入信、東京教育大学(筑波大学の前身)に入学、英語・英文学専攻。そこで、故関根正雄教授の薫陶を受け、大学院言語学科に入学、博士課程在学中にイスラエル政府奨学金を給せられ、1964(昭和39)年エルサレムのヘブライ大学に留学、故C.Rabin教授に出会い、同教授の指導の下に完成した聖書ヘブライ語構文論上の問題を扱った論文で博士号を1970年に取得。以後、英国マンチェスター大学中近東学科セム語学講師(1970‐80)、オーストラリアのメルボルン大学中近東学教授(1980‐91)、オランダのライデン大学ヘブライ語学教授(1991‐2003)を歴任。その間、聖書語学(ヘブライ、ギリシャ、アラム、シリア等)と旧約聖書の本文批評に関して、主として英語による著書・訳書31点、その他、学術論文、書評等多数。2003年、定年退職後は、専門の学術研究を継続するかたわら、妻桂子に伴われて、日本人クリスチャンとしての立場から、前世紀日本の犠牲となったアジア諸国に、1年に少なくとも5週間は赴いて、現地の大学、神学校等で専門の科目を無償で講じる。2006年、エルサレムのヘブライ語アカデミーの名誉会員に選出される。息子二人、娘一人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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mariya926
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