内容説明
戦争がおきている国からのがれてきたアッシア。彼女の国には、「クリスマス」がありません。だから、アッシアは知らなかったのです。「クリスマス」ってなにかを…。難民の子アッシアのはじめてのクリスマス。
著者等紹介
ボリガー,マックス[ボリガー,マックス][Bolliger,Max]
1929年スイス生まれ。小学校教師を経て障害児教育に従事。その後、大人向けの詩や物語の執筆を始めるが、まもなく児童文学に移行。「寛容な心を育てる」ことをライフワークとするボリガーは、互いを理解し合うこと、忍耐づよくあることをテーマとする児童・青少年向けの作品で、世界的に高い評価を得ている。フリーライター、児童番組のテレビ作家、さらに1994年までチューリヒ州立教員養成所の青少年文学講師として活躍。同年、チューリヒ大学より名誉博士号を授与される
マンナ,ジョヴァンニ[マンナ,ジョヴァンニ][Manna,Giovanni]
1966年イタリア、フィレンツェ生まれ。早くから画家活動を始め、ベネツィアの芸術学院に入学。サルメデの夏期講習を受講中、若い彼の才能がスイスの絵本出版社bohem pressのアートディレクター、ステパン・ツァヴレルの目にとまり、以来彼のイラストは多数の児童図書を飾ってきた。ボローニャ児童図書展をはじめ、多くの国際展覧会でも評価され広く紹介されている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
15
20年前の本なのに、あらためて今考える絵本かも知れません。 難民の子にとって、クリスマスがどんなものか知らなくても、楽しみだなんて、実感できないのかも知れません。 浮ついていられる平和と、それどころではない惨状と、大きな隔たりを感じます。2024/11/26
ヒラP@ehon.gohon
6
C事業所で読み聞かせしました。2024/11/26
なかちゅう
4
保育園への貸出のために目を通した絵本の数、コンテナ3箱。ごく一部の絵本をのぞき多くの絵本が同類項でくくられる感じで量を読むとうんざり感が。そんな中ではっとさせられたのが、この本。難民問題も絡めて今の世界のクリスマスを考えさせられる本。2017/11/27
ちゃっぴい
0
今日はクリスマスイブのちょうど半年前。 クリスマスって何だろう? プレゼントがすべてじゃないよね? そんなことを考えました。2015/06/24
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