内容説明
多忙な社長業の傍ら、奈良の仏像と、円空仏をテーマにした木版画を永年彫り続けてきた著者。「心の安らぎと潤い」を醸し出す木版仏画の静かな深さと魅力を感じて頂きたいと願う。真摯に仏像に向かい合ってきた著者ならではの湖面のような心境が、仏眼に現れている。仏像をいかにして彫るか、やさしい彫り方入門も嬉しい。
目次
第1章 奈良の仏たち(當麻寺の広目天;唐招提寺の鑑真和上;中宮寺の弥勒菩薩 ほか)
第2章 円空仏について(円空不動明王;円空護法神;円空乙丸護法神 ほか)
第3章 ほとけと木版画(阿修羅を摺る;お地蔵さまの木版画;伎芸天を摺る ほか)
著者等紹介
北村光一[キタムラコウイチ]
木版仏画師。日本版画会準会員。昭和19年3月31日生まれ。昭和42年3月一橋大学社会学部卒業。昭和42年4月三菱金属(現三菱マテリアル)入社、宮城県細倉鉱山配属、労務管理担当。平成2~7年日本経営者団体連盟(日経連)出向。平成8~10年インドネシア銅製錬勤務。平成18年6月三菱マテリアル退職(副社長)。平成18~20年三菱アルミニウム社長。平成20~21年三菱原子燃料社長。高校1年より奈良を中心に古寺、仏像鑑賞行脚(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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