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出版社内容情報
日本の音楽シーンに「帰還」し、再び熱狂的な支持を集めている小沢健二。19年前、どうして彼は表舞台から突然姿を消したのか? 「空白の時代」に小沢健二が残したすべての資料を読み解き、この稀代のトリックスターの驚きの軌跡を探る。
内容説明
1993年、ソロデビュー。1998年、NY移住。2017年、19年ぶりのシングル発売。空白の時期にも、彼の曲はより深く愛されてきた。空白の時期にも、彼は豊かな時間をすごしてきた。誰も語らなかった「神話」を探る。
目次
第1章 小沢健二はどうしてニューヨークに旅立ったのか
第2章 『Eclectic』の衝撃
第3章 『LIFE』の鏡像としての『刹那』
第4章 南米からの報せ―「うさぎ!」と『毎日の環境学』
第5章 『おばさんたちが案内する未来の世界』が蒔いた種
第6章 「ひふみよ」ツアー、その驚きと必然
第7章 小沢健二と東京―「東京の街が奏でる」公演
第8章 帰還前夜の「魔法的」ツアー
第9章 二〇一七年の小沢健二
著者等紹介
宇野維正[ウノコレマサ]
1970年、東京都生まれ。映画・音楽ジャーナリスト。上智大学文学部フランス文学科卒業。音楽誌、映画誌などの編集部を経て、2008年に独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
42
フリッパーズギターのデビューALを買ったので、結構ファン歴長いのですが、なんでこちらの評価が高いのかよくわかんない。コ-ネリアスの方が好きなので。性格悪いコンビで有名でしたが、小山田圭吾が悪いの担当だったのかなと。この本読む限りそんな感じがするというか。しかし、昔のロッキングオンの社員って止めてもそこそこ音楽業界で食べていってるから、採用されるにはそれなりに高いハードルがあったのかなと、あんまり本の感想と関係ないですね。2018/11/28
クプクプ
26
私はコンサートへ行ったことはありませんが小沢健二のファンで何枚がアルバムとシングルを持っています。小沢健二より少し年下ですが、リアルタイムで小沢健二を聞いてきました。10年以上前、たまたま近所のCDショップで「刹那」というCDを買いましたが、それがベストアルバムだと初めて知りました。小沢健二がメディアに出なかった時期に、どう過ごしていたかを専門用語を使いながら、専門的になり過ぎず、わかりやすく解説してくれて勉強になりました。小沢健二が「今夜はブギーバック」についてどう考えているか知れたのが最大の収穫です。2018/05/03
ふぇるけん
14
フリッパーズ・ギターからソロでの活動まで、ライブには行ったことがなかったが小沢健二はよく聴いていた。なのに突然いなくなってしまって10年以上表舞台からパッタリと消えてしまった。その「空白期間」(あくまでファンにとっての)の足跡をまとめたのが本書。空白の期間もやっぱりオザケンだったんだな、という印象を受けた。2017年の復活を機にまた過去のアルバムを聴き出したのだが、今聴いてもみずみずしいサウンドに引きこまれる。今度ライブに行ってみたい!2018/04/20
RYOyan
13
こんなに長い間、表舞台に現れなくて、それでもファンが心から出迎えて、再び音楽界を沸かせるようなアーティストを、彼の他に僕は知らない。正直かつての全盛期の頃、僕は冷ややかな視線で彼を見ていた。でも当時付き合っていた彼女は思いっきりハマっていた。そして彼も彼女も僕の前から姿を消した頃、その魅力を痛いほど感じて、夢中でCDを買い漁った。さらに音楽だけでなく言葉も行動も思想も追いかけた。今思えば、あの頃の僕に必要なものがそこにあったのだと思う。それがこの本を読み終えて確信に変わった。2018/03/06
チェアー
12
オザケンに詳しくないわたしには入り込めなくて残念。空白の期間に何をしていたのか、彼のなかで何がどう変わったのかはわからないまま。熱烈なファンが彼の動向を逐一とらえて推測を述べたという趣。2018/03/08