内容説明
いっしょだとあったかい。韓国の名作童話『こいぬのうんち』(韓国・キリスト教児童文学賞受賞)の作者クォン・ジョンセンがおくる黄牛と小ねずみの愛情物語。
著者等紹介
クォンジョンセン[クォンジョンセン]
韓国を代表する童話作家。1937年東京都に生まれる。日本で終戦を迎えた翌年、10歳で韓国に帰国。貧困、朝鮮戦争による家族離散、病気などの苦しみを通るなか、幼いころから親しんだ童話をみずからも書き始める。童話『こいぬのうんち』でキリスト教児童文学賞を受賞。朝鮮戦争下の子どもたちを描いた『モンシル姉さん』は、韓国でドラマ化され国民的人気番組に。小さくて見すごされがちなものを愛情深く見つめるその作品は、「どんな命もみな神の前に等しく大切にされるべきもの」というメッセージに貫かれている
チョンスンガク[チョンスンガク]
1961年韓国の忠清北道に生まれる。絵をとおして韓国の美しさを伝えるために、自分の創作活動のかたわら、子どもたちとともに公園や学校などに壁画を描く活動をしている。現在忠州に暮らし、絵本を中心に活躍
仲村修[ナカムラオサム]
1949年岡山県生まれ。大学で朝鮮語を学んだのち、中学校教員に。韓国の児童文学を学ぶために韓国へ留学。関西大学講師をへて、現在は韓国・朝鮮の児童文学の研究と翻訳に専念。オリニの会・オリニほんやく会主宰。日本児童文学者協会・日本児童文学学会会員。兵庫県西宮市在住
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