内容説明
「世界中で一番罹患率の高い病気は歯周病である」「日本人成人の約8割が歯周病に罹患している」―。多くの歯科関係者にとって、不本意ともいえるこの状況は何に起因するのでしょうか。本書では、歯科衛生士と患者さんを悩ませる「治らないペリオ」の実態に迫り、正体を明るみにします。エビデンスをもとにペリオを解き明かすことで、明日からの歯周基本治療が楽しくなるはずです。ペリオに関する基本的な内容から、歯周炎分類の新国際基準、歯周炎の新たな病因論「PSD」など、最新の知識までを網羅。歯科衛生士必読の一冊、ついに刊行!
目次
歯周炎分類新国際基準―急速破壊性(侵襲性)歯周炎はなぜ消えた?
歯周炎の新たな病因論「PSD」
歯周病の病態
プラーク(細菌)
歯周病のリスク
BOP
骨吸収の形態の違い
歯の動揺
歯周治療における咬合性外傷
ブラッシング
SRP
根分岐部病変
治癒
メインテナンス
著者等紹介
関野愉[セキノサトシ]
1991年日本歯科大学新潟生命歯学部卒業。1996年奥羽大学歯学部歯周病学大学院修了・博士号取得。1999年イエテボリ大学歯周病学講座(スウェーデン)留学。2003年フォーサイス歯科研究所(アメリカ)留学。2005年イエテボリ大学大学院(スウェーデン)修了・博士号取得。2006年東北大学歯学部予防歯科大学院研究生。日本歯科大学生命歯学部歯周病学講座講師。2007年日本歯周病学会認定指導医取得。2011年日本歯科大学生命歯学部歯周病学講座准教授。2013年日本顎咬合学会咬み合わせ指導医取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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