出版社内容情報
《内容》 歯周病治療の諸問題に焦点を当て,これらの解決策を提示する.歯周病診療,メインテナンスに関するすべてが網羅された定本.臨床に関する疑問,問題点が整理されており,読者各自がそれぞれの選択した地点からスタートできる.
《目次》
第1編 治療のアセスメント……1
第1章 歯周組織からみたアセスメント 奥田一博・吉江弘正……3
(1) 基本治療後の外科処置,非外科処置の選択基準……4
(2) 再生手術と除去手術の選択……6
(3) 固定をするかしないかの基準は……8
第2章 疾患活動性・感受性からみたアセスメント 吉野 宏・栗原英見……13
(1) 疾患活動性の指標……14
(2) 治療による疾患活動性の変化の評価……18
(3) 歯周炎感受性と治療に対する応答性……20
(4) 治療によって疾患感受性は改善できる?できない?……23
第3章 歯周・咬合コンプレックスからみたアセスメント 宮田 隆……25
(1) 歯周・咬合コンプレックスからみた歯周病の進行とは……26
(2) 歯周・咬合コンプレックスの臨床症状のもつ意味……30
(3) 歯周組織にとって調和のとれた咬合とは……34
(4) 時間軸をふまえた歯周・咬合コンプレックスの治療効果とは……36
第4章 審美からみたアセスメント 瀬戸延泰……41
(1) 審美的歯頸ライン……42
(2) 歯周組織と補綴物との生物学的・審美的調和……44
(3) ブラックトライアングルの臨床的意味……50
第5章 メインテナンス・ライフステージからみたアセスメント 川浪雅光・西岡敏明……55
(1) 炎症の再発と関連する因子のアセスメント……56
(2) 咬合性外傷の再発と関連する因子のアセスメント……63
(3) 年齢からみたアセスメント……64
(4) メインテナンスプログラムの進め方……66
第6章 全身リスクファクターからみたアセスメント 平尾紘一……69
(1) 脳卒中(発生の機序とその予防)……70
(2) 高血圧および関連疾患……71
(3) 糖尿病……72
第7章 ライフスタイル特に食生活からみたアセスメント 江澤庸博……77
(1) 成人病から生活習慣病へ……78
(2) ライフスタイル……79
(3) 健康とは全体である……81
第2編 治療ナビゲーション……87
第1章 歯周組織からみた治療ナビゲーション 松崎正樹……89
(1) 診査・診断・治療計画をたてるプロセス……90
(2) 歯周炎の治療選択と治療の実際……92
(3) 除去手術と再生手術……96
第2章 疾患活動性・感受性からみた治療ナビゲーション 高柴正悟・峯柴淳二……101
(1) 活動性と感受性の分類……102
(2) 活動性と感受性を考慮した治療のストラテジー……103
(3) 活動性と感受性を考慮した治療のストラテジーによる治療例……104
第3章 歯周・咬合コンプレックスからみた治療ナビゲーション 鈴木 尚……115
(1) 咬合性外傷への対応―1歯単位の病態……116
(2) 咬合性外傷への対応―欠損歯列での病態……118
(3) 咬合性外傷への対応―広範な形態変化を伴った歯列……120
(4) 広範なアタッチメントロスを生じた歯周組織に付与すべき咬合……122
(5) 歯周病に対する安定した下顎位の付与……124
(6) 歯周病と顎関節症状への対応……126
第4章 審美からみた治療ナビゲーション 日高豊彦・土屋賢司……129
(1) 審美的歯頸ライン……130
(2) 歯周組織と修復物との生物学的・審美的調和……136
(3) ブラックトライアングル……140
(4) 歯肉の頂点と高さ……141
第5章 メインテナンス・ライフステージからみた治療ナビゲーション 丸森英史……145
(1) 患者さんは物語をもっている……146
第6章 全身リスクファクターからみた治療ナビゲーション 村上伸也・北村正博……163
(1) 循環器系疾患患者の歯周治療……164
(2) 糖尿病患者と歯周病……174
第7章 ライフスタイルからみた治療ナビゲーション 谷口威夫……181
(1) ライフスタイルを変えるための医療者側の条件……182
(2) 歯科医療に対する不信感を取り除き価値観を高める……184
(3) プラークコントロール……188
(4) 食生活の改善……190
(5) 運動および禁煙……194
(6) ブラキシズム……196
第3編 ミレニアム歯周治療……199第1章 ペリオドンタルメディスン 山崎和久・中島貴子……201
(1) 全身疾患のリスクファクターと オての歯周病……202
(2) 冠動脈性心疾患と歯周病……204
(3) 歯周病と動脈硬化症に共通する免疫応答と遺伝的要因……208
(4) 糖尿病・肥満と歯周病……212
(5) 歯周病が関連するその他の疾患……214
第2章 オリエンタルメディスン 宮田 隆……219
(1) 西洋医学と東洋医学……220
(2) 中医学からみた歯周病とは……222
(3) 中医学による歯周病の治療……224
(4) 歯周病と清熱剤……226
第3章 局所・全身薬物治療 福田光男・野口俊英……231
(1) 歯周病治療に用いられる薬物……232
(2) 薬物の投与法の種類……234
(3) 将来期待される薬物を用いた治療……238
第4章 インプラント周囲炎(ペリインプランタイティス)の治療 宮田 隆……241
(1) ペリインプランタイティスの治療上知っておきたいこと……242
(2) ペリ
目次
第1編 治療のアセスメント(歯周組織からみたアセスメント;疾患活動性・感受性からみたアセスメント ほか)
第2編 治療ナビゲーション(歯周組織からみた治療ナビゲーション;疾患活動性・感受性からみた治療ナビゲーション ほか)
第3編 ミレニアム歯周治療(ペリオドンタルメディスン;オリエンタルメディスン ほか)
第4編 シニアのための歯周ケア(エイジングと歯周ケア;ヘルシーシニアの歯周ケア ほか)
著者等紹介
吉江弘正[ヨシエヒロマサ]
新潟大学大学院歯周診断・再建学分野教授
宮田隆[ミヤタタカシ]
歯科医学教育国際支援機構代表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。