内容説明
食べない、熱がある、元気がない、意識がおかしい、呼吸がはやい…etc.急変前のささいな変化をとらえる眼が命の分岐点。「しばらく様子をみていていいか」「すぐに病院へ送るべきか」迷ったら開いてみよう。高齢者と向き合うスタッフと家族のための対応手引き集。
目次
第1章 「いつもとちがう」ことへの気づきは、なぜ大切か(様子見でよいか、即受診すべきか―判断をせまられる現場;施設・訪問看護師が感じている重圧 ほか)
第2章 症状とバイタルサインのみかた(「いつもとちがう」に出合ったら―ささいな情報も見落とさない;うまく活用したい「パルスオキシメータ」 ほか)
第3章 「いつもとちがう」に出合ったときの対応事例集(食べない;発熱している ほか)
第4章 終末期対応の実際(看取りの場の移り変わり;死因がわからなければ「解剖」になることも ほか)
第5章 高齢者医療の未来(高齢者の背景・病態に合わせた対応―肺炎の場合;高齢者の背景・病態に合わせた対応―糖尿病の場合 ほか)
著者等紹介
荒井千明[アライチアキ]
社会福祉法人湯河原福祉会浜辺の診療所(神奈川県湯河原町)管理者。同法人特別養護老人ホーム心花春(多床室型)配置医。同法人特別養護老人ホームシーサイド湯河原(ユニット型)配置医。静岡県生まれ。新潟大学医学部医学科卒業。東京大学大学院医学系研究科修了。医学博士。社会福祉法人同愛記念病院(東京都)、東京大学医学部附属病院(東京都)、国立伊東温泉病院(静岡県 現伊東市民病院)、湯河原厚生年金病院(神奈川県 現JCHO湯河原病院)などで呼吸器系内科医として勤務。その後、在宅診療や老健施設長の立場から介護医療福祉事業に関わったあと現職。労働衛生面では、心療内科の立場から自治体や企業のメンタルヘルス対策に取り組み、刊行物やビジネス誌のコラムによる啓蒙活動にも参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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