出版社内容情報
《内容》 『新訂臨床検査講座 23 臨床免疫学』を見直し，新カリキュラムの教育目標「結果の意義および評価」を盛り込んだ．目覚ましい免疫学の進歩に合わせ，免疫臓器，免疫応答のメディエーターの項目を新たに設け，移植免疫と検査，腫瘍関連抗原，免疫機能測定法，臨床免疫検査の自動化･定量化などの項を中心に最新の情報を収載．
内容説明
免疫学は、生化学、分子生物学、細胞生物学、遺伝学・遺伝子工学の基礎知識なしには習得できなくなってきた。本書では、現代臨床免疫学の全体像を理解するうえで重要な最新の知見を含む限られた事項を、予備知識を交え、平易に、各事項相互の関係と意義とが体系的に理解できるよう記述した。
目次
第１章 臨床免疫学（免疫学の概要；免疫応答と機能；抗原、抗体、補体；抗原抗体反応とその原理；試験管内の抗原抗体反応；生体内の免疫反応；感染と免疫；自己免疫疾患と検査；移植免疫と検査；腫瘍免疫と検査；免疫血液学と検査）
第２章 臨床免疫学実習（臨床免疫学的検査の基礎知識と基本技術；臨床免疫検査管理；免疫血液学的検査（輸血検査）
梅毒検査
肝炎ウイルス関連検査
その他の感染症に対する免疫検査
自己抗体および自己免疫疾患関連検査
腫瘍マーカー検査
免疫学的妊娠反応
急性期タンパク質（急性期反応物質）の検査
免疫機能検査
臨床免疫検査の自動化と軽量化）
著者等紹介
福岡良男［フクオカヨシオ］
１９４２年東北大学医学部卒業、黒川内科入局。’５１年東京歯科医科大学第１内科講師。’５７年文京女学院医学技術科兼任講師。’６２年東京医科歯科大学助教授、中央検査室副部長兼第１内科、同附属臨床検査技師学校講師。’７２年東北大学医学部教授、検査部長、輸血部長、同附属臨床検査技師学校長。同年臨床検査技師国家試験委員会委員長。’７６年日本赤十字本社技術顧問。’８１年東京文化医学技術専門学校教授・校長。’９２年同名誉顧問。’９４年東北大学医学部名誉教授。日本臨床病理学会・日本輸血学会名誉会員、国際輸血学会会員。現在に至る。医学博士
伊藤忠一［イトウチュウイチ］
１９５７年東北大学医学部卒業。’６３～６５年アメリカ・Ｗｅｓｔｅｒｎ Ｒｅｓｒｖｅ大学Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅ ｏｆ ＰａｔｈｏｌｏｇｙおよびＳｔ．Ｌｕｋｅ’ｓ Ｈｏｓｐｉｔａｌ（Ｃｌｅｖｅｌａｎｄ）に留学。’６９年東北大学医学部講師。’７４年東北大学医療技術短期大学部助教授。’７６年岩手医科大学教授（臨床検査医学）、同中央臨床検査部長、現在に至る。医学博士
福岡良博［フクオカヨシヒロ］
１９７４年東京理科大学理学部化学科卒業。’７６年同大学院薬学研究科修士課程修了。’８０年東北大学大学院医学研究科博士課程修了。同抗酸菌病研究所（現加齢医学研究所）免疫部門助手、同医療技術短期大学非常勤講師。’８４～８７年アメリカ・スクリップス研究所免疫部門に留学。’８７年帰国、原職に復帰。宮城県立総合衛生学院非常勤講師。’９５年東北大学加齢医学研究所免疫遺伝子制御研究分野講師。アメリカ・スクリップ研究所免疫部門客員研究員。’９９年アメリカ・ケースウェスタンリザーブ大学医学部病理学部門研究員。２０００年同講師。東北大学加齢医学研究所非常勤講師、現在に至る。医学博士
佐藤進一郎［サトウシンイチロウ］
１９８１年北里衛生科学専門学院卒業。同年東京厚生年金病院中央検査部勤務。’８５年東京理科大学理学部化学科卒業。同年東京医科大学血清学教室専攻生。’８６年東京文化医学技術専門学校専任講師（臨床免疫学担当）。’９２年北海道赤十字血液センター検査部、’９５年同検査課長、現在に至る。医学博士、臨床検査技師
安藤清平［アンドウセイヘイ］
１９５７年東京医科歯科大学医学部卒業。’５８年東京医科歯科大学第１内科入局、’６４年同中央検査部助手（血清検査）、’６７年同講師・輸血部副部長。’７２年安藤医院院長。東武医学技術専門学校非常勤講師、現在に至る。医学博士
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