出版社内容情報
《内容》 患者が自己認識を得るのを助ける方法としての交流分析法を,身心医学の最新動向を踏まえ,さらに実際例をもとに,やさしく解説した入門書.今日,医師,ナースに最も必要とされている必携書.. 《目次》 【交流分析(transactional analysis;TA)】今,なぜ自己認識が必要か 交流分析の概要 交流分析の始祖 Eric Berne【自我状態】自我分析 親の自我状態 P 大人の自我状態 A 子供の自我状態 C 【ストローク】ストロークとは ストロークの諸相 【基本的な構え】基本的な構えとは 基本的な構えの4つの型 【時間の構造化】人生と時間 時間の構造化 【構造分析】構造分析とは 自我状態の病理 【エゴグラムとOKグラム】エゴグラムとは エゴグラムと心身症 エゴグラムの読み方 治療者のエゴグラム 治療への応用 エゴグラムとOKグラム【交流パターン分析】交流とは 相補的交流 交叉的交流 裏面的交流 交流の方向 【ゲーム分析】ゲームとは 人はなぜゲームを演じるのか ゲームの実際 ゲームの法則 【ラケット感情】ラケットとラケット感情 ラケット感情の性質 真正の感情と代用感情 ラケット感情の書き替え 【ゲームの扱い方】どう打ち切るか ゲームと値引き 【脚本分析】人生早期の決断 脚本 脚本のでき方 脚本の母型と禁止令 治療者の脚本 ゲームと人生脚本 脚本の診断 脚本分析の実際 【わが国における交流分析の今後の展望】セルフ(S)の概念 日本交流分析のS以外のセルフ概念 Sの自覚に達するにはどうするか Sをどのようにして臨床に応用するか 【示唆に富む症例】交流分析による問題解決例 食行動異常患者の治療過程 交流分析を含む心身医学的アプローチが有効であった気管支喘息の一例