内容説明
台所漢方とは?身近な食べ物を活用し、自然治癒力を高めて健康になること。食材150点、料理97品。身近な食材のチカラで毎日健康、体質改善!
目次
第1章 薬膳の基本と体質チェック(食材の味と性質は5つに分類される(1)「五味」の特性を知ろう
食材の味と性質は5つに分類される(2)「五気」の特性を知ろう ほか)
第2章 漢方的おすすめ食材事典(野菜・キノコ・穀物・種子;果物 ほか)
第3章 症状別薬膳レシピ事典(全身の不調;呼吸器の不調 ほか)
第4章 知っておきたい漢方の基礎知識(漢方の基本的な考え方を理解しよう;わたしたちはどうして病気になるの? ほか)
著者等紹介
根本幸夫[ネモトユキオ]
薬学博士。横浜薬科大学教授。同大学漢方和漢薬調査研究センター長。昭和大学薬学部兼任講師。洗足音楽大学法学研究所講師。(社)日本漢方連盟理事長、漢方和漢薬調査研究審議会理事長。総合漢方研究会会長。漢方平和堂薬局店主(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kayo
23
索引も有り食材の解説ページがとても見やすいです。高価なものでない、身近な食材が網羅されているのも尚良しです。自分の体質は瘀血の水滞か(血の巡りが悪く、水分代謝も悪い)。気になる症状に合わせた料理指南も助かります。茹で小豆食べなくちゃ、でもあんこはダメ。冬瓜とハトムギのスープも良さそう。自分の好きな食材は体が求め、自分を助けるもののことが多いです。旬を重じて季節の食材をその季節に摂ることがやはり大事。食べることはエネルギーをもらうこと、心の元気が体の元気。2020/02/16
merry
10
本屋さんでたまたま出会った本。辞書的な使い方もできる漢方視点でみた食材リストがとても分かりやすい。食事メニューを考える楽しみが増える一冊。2016/05/11
きさらぎ
3
一応2冊ぐらいは読んでおこう、と『食材事典』と共に購入。何となく食材事典の方が幸福感がある、というと変な言い方だが、読んでいて楽しい。テレビの料理番組を見ている感じ。『台所漢方』はどちらかというと講義臭というか説教臭があってちょっと取っつきにくい。前者は女性、後者が男性というのもあるのかな。たまに食材の性質が2冊で違っていたりして、読み比べると面白いかも。1冊買うなら私は『食材事典』を推します。2017/12/06
*
2
食材に「五味」「五気」といった特性があるのは、カードゲームのようで面白い!。体を冷やしたり温めすぎないように、気を付けて食生活というデッキを組んでいきたいところ。さすがは薬膳の本とあって、「トウモロコシのひげを煎じて飲む」「傷にカブの根をすって塗る」など驚きの健康法が多かった。2017/08/23
かすみ
0
NHKドラマ「幸せは食べて寝て待て」を見ていて薬膳に興味を持ったので読んでみた。絵と図がたくさんあって体系的でわかりやすい。何となく気分で食材を選んでいて、まあそれもいいんだろうけど、身体の調子から必要なものを選ぶというやり方も面白いし、その食材を摂取することにポジティブな意味があるとすれば、料理も食事ももっと楽しくなると思う。合理的とか実践的かとかどうでもよくて、生活を楽しむために、薬膳や漢方は良い考え方だと思う。ちょうど中国に住んでいて薬膳食材手に入りやすいので色々試してみる。2025/04/28