内容説明
民族・宗教・人種・国家をキーワードに紛争の発端や歴史をやさしく解説。
目次
序章 民族とは何か?―西ヨーロッパの国を手がかりにして
1章 民族と国家と宗教の関係―東ヨーロッパの国を手がかりにして
2章 民族対立の原因となるもの―西アジアの国を手がかりにして
3章 民族の運命を決めた国際政治の力学―アフガニスタンを手がかりにして
4章 民族宗教と世界宗教の誕生―南アジアの国を手がかりにして
5章 植民地支配に翻弄された民族―東南アジアの国を手がかりにして
6章 権利を主張する先住民族―南太平洋の国を手がかりにして
7章 民族紛争に加えて、人種対立にも悩む―アフリカの国を手がかりにして
8章 経済発展追求が民族にもたらしたもの―アメリカ大陸の国を手がかりにして
終章 超大国による民族分断の悲劇―冷戦中の世界と冷戦後の世界
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
16
民族と紛争について、簡単且つわかりやすく説明しています。宗教、欧州の悪意の統治及びアメリカの独りよがりな善意がかなり紛争原因になっているように感じました。2021/09/16
Hiroki Nishizumi
3
非常にわかり易くて良い。現代史、世界情勢、政治経済の理解にとても役立つ。もう少しあちこちの書評で取りあげても良さそうだと思うが。2014/06/12
pcance
2
世界各地の有名な紛争について、原因のパターン分けをしながらざくっと解説。そこから見えるもの。移動も国作りも宗教も、元は幸福と安寧のために始めたことなのにそれが紛争に繋がってしまうんだよね。改めてイギリスとアメリカにはうんざり2014/04/28
ヒコ。
0
概ね19世紀以後の近代世界史を分かりやすく解説。世界地図を掲載して欲しかった(地理音痴のため)2009/10/07