内容説明
症状・診療・在宅ケア・介護保険―不安を抱え込まないつきあい方。
目次
第1章 発症と家族の気づき―最初の戸惑い、混乱を乗り切りましょう
第2章 受診と病気の確認―本当に認知症なのか、どんな認知症かを確認しましょう
第3章 介護の態勢作り―認知症だと診断されたら、介護の態勢を整えましょう
第4章 日常の介護―できることは自分で、できないことは控えめにサポート
第5章 介護者の悩み―「限界」を感じたら、外部に助けを求めましょう
第6章 「希望」のありか―ある介護・被介護体験と、若年性認知症の方の想いから
著者等紹介
長谷川和夫[ハセガワカズオ]
1929年愛知県生まれ。浴風会認知症介護研究・研修東京センター名誉センター長、聖マリアンナ医科大学名誉教授。医学博士。専門は老年精神医学・認知症。長谷川式認知症スケール(HDS‐R)の開発者として有名。「痴呆」から「認知症」への名称変更の立役者ともなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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miaoo
1
病気の概要と患者との向き合い方をまとめた入門書。介護施設や要介護認定の種類など知らなかったので良かった。にしても難しい問題。不安の中で前向きに生きようとする患者の事例には励まされ、いざ患ったら人生を楽しむ気持ちを保つことが何より重要なのだと思うけど、本人が制御できないレベルまで病気が進行したら何が正解かわからないよね。あと財政面も色々と難しいなと。2014/12/12
おそばやさん
0
長谷川式を開発した方であるからというばかりでなく、本当に勉強になった。お薦めの一冊です。2011/07/29
の
0
認知症に対する制度関連の内容は最新の本を読めば良いが、家族や患者本人の声については再読したい。特に最終章(第6章)は希望が持てる。知ることが不安を和らげる。2023/12/18