出版社内容情報
《内容》 仏教に学ぶターミナルケアの心と看取りの方法。ターミナルケアへの関心と取り組みが,今日ほど盛んな時代はない。本書は,ターミナルケアに取り組む仏教のグループ「京都ビハーラの会」に参加した3人の看護教師が,医療・看護に共通する「救い」や「癒し」の心とともに具体的な心得や作法を学び取り,臨床の看護に問題提起するものである。あわせて日本固有の伝統文化に基づく生死観や新しい生命倫理にも言及している。 《目次》 看取りの本質:人間の生老病死と看取り/看病・看死はワンセット/看取りの原点は死の自覚 事例にみる看取りの実際(10の事例) 看取りの心得と作法:この世からあの世への橋渡し/日本の歴史にみる看取りの心得と作法/危篤と死後の心得と作法 他