出版社内容情報
《内容》 クライエントO氏(看護婦)はカウンセラーである著者に,面接当時の自己の内面を克明につづった手記を「どのようにでも使って下さい」と託した。その手記と面接の逐語記録を再びたどることによって,かかわりとともに湧き出し,流動する人間の心の真相が明らかとなる。看護婦をはじめとして,人と援助的にかかわろうとされている方々に広くおすすめする。 《目次》 第1部 こころ探検―小説風に(未完小説「知子」の草稿) 第2部 カウンセリングとはプロセスである―面接の逐語記録とクライエントの手記から 第3部〈座談会〉 こころは生きている―かかわりの底に流れているもの