出版社内容情報
《内容》 医療安全の必須事項とその根拠を理解し,現場で応用の効く知識としての定着を図るためのワークブック。エラーを防ぐ知識とともに,危険を感知したときの対応についても具体的に解説。考える道筋を重視した看護業務に付随する計算のドリル,リスクを察知するセンスを磨くトレーニングなど,教材として学生からベテランまで幅広く使える1冊。
《目次》
UNIT1 知らねばならない“危険”の知識
PartI 注射
PartII ポンプ
PartIII 内服
PartIV 輸血
PartV 経管栄養
PartVI チューブ類の管理
PartVII 酸素
PartVIII その他
UNIT2 看護業務に必要な計算ドリル
SECTION1 ウォーミングアップ
SECTION2 指示薬剤量を液量「ml」に換算して取り出す
SECTION3 注入速度(流量,滴数)計算
SECTION4 酸素ボンベの残量,使用可能時間を計算する
UNIT3 リスクセンストレーニング
文献
UNIT1 解答と解説
UNIT2 解答と解説
おわりに
INDEX
内容説明
医療事故防止のためには、リスク感性を向上させなければならないと、よくいわれます。この感性は自然に育つわけではありません。少なくとも、‘危険’と判断できるための知識が、実際に使える形で身についていることが、リスク感性向上の必須条件です。使える形の‘危険’の知識とは、看護業務や行為の視点から、「してはならないこと」や「するべきこと」を知っているにとどまらず、それが‘なぜか’を理解していることです。本書は、経験も知識もリスク感性も乏しい新卒者が重大事故を起こさないために、実務上の危険にフォーカスを絞って、読者みずからが問題意識をもって理解できることをめざしています。
目次
1 知らねばならない‘危険’の知識(注射;ポンプ;内服;輸血 ほか)
2 看護業務に必要な計算ドリル(ウォーミングアップ;指示薬剤量を液量「ml」に換算して取り出す;注入速度(流量、滴数)計算
酸素ボンベの残量、使用可能時間を計算する)
3 リスクセンストレーニング
著者等紹介
川村治子[カワムラハルコ]
1978年金沢大学医学部卒業後、主に内科、呼吸器アレルギー、心身医学の臨床に従事。1992年九州大学で医学博士。1993年、旧厚生省九州地方医務局医療課長、病院管理や医療行政を学ぶ中で医療事故に関心を抱く。1997年杏林大学保健学部保健学科助教授、1998年同教授、現在に至る。1999年4月から2002年3月まで厚生科学研究費補助金による「医療のリスクマネジメント構築に関する研究」の主任研究者として1万例以上のヒヤリ・ハット報告を収集・分析。2002年4月から2004年3月まで同補助金による「病院における医療安全と信頼構築に関する研究」の主任研究者として新人看護師の事例を分析
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