パースィ看護理論―人間生成の現象学的探求

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  • サイズ A5判/ページ数 164p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784260333474
  • NDC分類 492.9
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 現代の代表的な看護理論家の一人に数えられるパースィの人間生成理論の基本を,パースィ自らがわかりやすく簡潔にまとめている。医学モデル,そして単なるホーリズムの限界を指摘し,患者と実存的にかかわることで看護者が真に生きることの意味を強調している。    

《目次》
第1章 看護の新たなパラダイムの誕生
第2章 人間生成の思想の展開
第3章 人間と生成についての前提
第4章 人間生成の原理,概念,理論構造
第5章 研究と実践,教育における人間生成理論
 おわりに
 用語解説
 文献
 関連文献
 解説:人間科学としての看護学―パースィ理論の意味
 監訳者あとがき
 索引

目次

第1章 看護の新たなパラダイムの誕生
第2章 人間生成の思想の展開(統一体としての人間の科学の原理と命題;実存主義的現象学の理念と概念)
第3章 人間と生成についての前提(人間は、天地万物とリズミカルなパターンを共に構成しあいつつ共存している;人間は、現状の中で意味を自由に選択し、その決断に責任をもつ開かれた存在である ほか)
第4章 人間生成の原理、概念、理論構造(多次元的に意味を構成するとは、価値づけたことやイメージしたことを言語化することによって、現実を共に創造することである;リズミカルな関係づくりのパターンを共に創造するとは、結合的―分離的である一方、明示的―隠蔽的、促進的―限定的な逆説的統一性を生きることである ほか)
第5章 研究と実践、教育における人間生成理論(研究と実践、教育;人間生成を科学すること ほか)

著者等紹介

パースィ,ローズマリー・リゾ[パースィ,ローズマリーリゾ][Parse,Rosemarie Rizzo]
アメリカ看護学会会員、シカゴのロヨラ大学教授・ニーホフ主任、『ナーシングサイエンス・クォータリー』誌の創刊者・編集長。国際看護理論家会議を主催しているディスカバリーインターナショナル社の社長を務めている。また人間生成研究所の創立者でもあり、そこで人間生成理論の存在論、認識論、方法論について教えている。彼女の理論を研究や実践、教育、また実践と教育の質の基準の作成に活用している世界中の看護の博士課程や保健医療施設の相談にのっている。パースィ博士はピッツバーグ市のデュケイン大学を卒業後、ピッツバーグ大学で修士号と博士号を取得した。ピッツバーグ大学の教員、デュケイン大学看護学部の学部長、そしてニューヨーク市立大学ハンターカレッジの看護研究センター教授・コーディネーターを歴任した。2001年には、看護学への貢献が認められて中西部看護研究学会の統一性研究部門から永年業績賞が授与された

高橋照子[タカハシテルコ]
愛知医科大学教授・看護学部
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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