看護と医療事故―対応・分析・防止

看護と医療事故―対応・分析・防止

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  • サイズ A5判/ページ数 198p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784260331531
  • NDC分類 492.9
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 ここ数年,医療過誤裁判において看護職の過失が問われることが多くなり,実際,判決でも看護職の過失を認める傾向が強まっている。看護職は臨床の場で日常的に起こりうるミスや,それに連なる事故への不断の対処を求められる。本書は看護の立場で,事故が発生したときの対応から事故の分析,さらに防止対策を示している。    

《目次》
序章
第1章 医療事故に関する基礎知識
 1. 医療事故に関する用語と定義
 2. 医療事故の実態と訴訟の件数と特徴
 3. 医療事故に適用される法と紛争の解決方法
 4. 医療事故増加の背景
第2章 医療事故と看護婦の法的位置づけ
 1. 医師の注意義務と看護婦の注意義務
 2. 看護行為の注意義務
 3. 医療過誤凡例にみる看護婦の注意義務
 4. 看護職種の資格と業務責任
 5. 看護婦の業務範囲
 6. 訪問看護婦の業務責任
 7. 「助産ケア」の法的意味
第3章 実例からみた看護職の役割と責任
 1. 妊産婦死亡率の評価と医療事故
 2. 「助産ケア」と責任の所在
 3. 事故に対する看護リーダーの役割と責任
 4. 事例からみた看護婦の倫理規定と医療事故
第4章 事故発生時の対応と事故後の対応
 1. 看護事故が発生した場合の対応
 2. 事故発見のパターンと対応
 3. 事故後の被害者,加害者の心理状況
 4. 事故を起こした看護婦に対する教育的援助
第5章 医療事故の分析
 1. 医療事故分析の必要性
 2. 医療・看護体制からみた事故分析
 3. 看護過程分析法
 4. 助産婦による助産過程分析法
 5. 医師による医療過誤の特徴と分析
第6章 医療事故・医療過誤の防止対策
 1. 頻発する医療事故に対するわが国の医療事故防止対策
 2. 医療事故防止対策の基本
 3. 医療事故防止の3大原則
引用・参考文献
<資料>
 1. 訪問看護に関与する職種と業務独占
 2. 保健婦助産婦看護婦法
 3. 医師法
 4. 看護婦の倫理規定(全文と解説)
 5. 看護婦の規律
 6. 医薬品・医療用具関連事故防止対策について
 7. 消毒剤による医療事故防止について

目次

第1章 医療事故に関する基礎知識
第2章 医療事故と看護婦の法的位置づけ
第3章 実例からみた看護職の役割と責任
第4章 事故発生時の対応と事故後の対応
第5章 医療事故の分析
第6章 医療事故・医療過誤の防止対策

著者等紹介

石井トク[イシイトク]
神奈川県生まれ。法政大学法学部卒。医学博士。看護婦、助産婦免許取得。千葉大学看護学部講師・助教授、広島大学医学部教授を経て1998年より岩手県立大学看護学部教授、学科長。1998年10月~2000年12月厚生科学審議会専門委員。2001年3月~現在、科学技術・学術審議会臨時委員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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