出版社内容情報
《内容》 21世紀はヒトゲノムの時代といわれる。その新世紀の幕明けにすべての医科学、生物学に携わる学生、研究者に贈る最新テキスト。DNAヒトゲノムのブラックボックスの中を目で探索することにより、遺伝情報の流れ、遺伝疾患の病的メカニズムを2色刷のイラストにより解説。ヒトゲノム新時代の「バイブル」。 《目次》 1. ヒトゲノム分子遺伝学の役割 2. 遺伝子と染色体の構造と機能 3. メンデル遺伝 4. 集団遺伝学と多因子遺伝 5. 分子遺伝学:遺伝子の構成,発現調査および操作 6. 疾患の分子遺伝学:異常ヘモグロビン症 7. 疾患の遺伝生化学と分子遺伝学 8. 細胞遺伝学 9. ヒトゲノムの解剖:遺伝子マッピング,連鎖とポジショナルクローニング 10. ヒトゲノムプロジェクト 11. 癌の遺伝学 12. 臨床遺伝学 13. 遺伝子治療 14. 倫理的考察 15. 用語解説 付録 座談会「ヒト22番染色体のDNAシーケンシング完了」
内容説明
生物の設計図はひも状の長大なDNA分子の中に化学の文字で書かれている。ヒトの場合、その文字(塩基配列)は全部で30億あり、その文字列を読みとることによって、そこに書かれている生命の設計図を知ることができる。膨大な情報を担ったDNAは親から子へと代々伝えられ、DNAの文字列を解読することによって初めてヒトという生物を完全に理解するチャンスが与えられる、といえるほど崇高で重要な情報である。
目次
ヒトゲノム分子遺伝学の役割
遺伝子と染色体の構造と機能
メンデル遺伝
集団遺伝学と多因子遺伝
分子遺伝学:遺伝子の構成、発現調査および操作
疾患の分子遺伝学:異常ヘモグロビン症
疾患の遺伝生化学と分子遺伝学
細胞遺伝学
ヒトゲノムの解剖:遺伝子マッピング、連鎖とポジショナルクローニング
ヒトゲノムプロジェクト
癌の遺伝学
臨床遺伝学
遺伝子治療
倫理的考察
用語解説
著者等紹介
清水信義[シミズノブヨシ]
慶応義塾大学医学部教授・分子生物学・遺伝子医学
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