内容説明
山田耕筰(一八八六~一九六五)作曲家。日本初代の作曲家である山田耕筰への評価は、これまで歌曲に絞り込まれてきた。本書では、作品・著作などの資料調査と現地踏査に基づき、異文化圏の芸術受容の前衛という視座から、彼の創作行為、その苦悩と愉悦を再考する。
目次
第1章 作曲家の原風景
第2章 ベルリン留学―一九一〇~一二年
第3章 ベルリン留学―一九一三年
第4章 日本初代の作曲家
第5章 円熟を期して
第6章 詩人たちとの交遊
第7章 時勢の波間で
著者等紹介
後藤暢子[ゴトウノブコ]
1965年、東京大学教養学科修士課程修了(比較文化専攻)。遠山音楽財団付属図書館に10年間勤務。1985年、ドイツとフランスに滞在し、山田耕筰の足跡を調査。日本近代音楽史関係資料を蒐集する傍ら、東京大学、お茶の水女子大学、慶應義塾大学の非常勤講師。ミュージック・ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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