感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
チワ
12
つらくて休み休み読んだけれど、日を跨いだら読めなくなりそうな気もするし、何より希望の光が少しずつ差していくのに無視できなかったので1日で読んだ。 今生きるのが苦痛な人に読んでもらいたい一冊。2025/11/24
shoko
4
共感すること自体が失礼と考えてしまうこと。 自分の感情にら気づくことなく外からやってくる死にたいにおそわれること。 大事にしたいと、大事にされたいが対になっていること。 死にたくないなと思うこと。 病気や障害という名前で片付けてしまわず、傷そのものにしえんが届くこと。 螺旋階段の上にいること。 生きている人は誰もが種類や深さは異なれど、傷を抱えていること。 一気に読み進めた。 今読んでよかった。2026/01/13
しお
4
今作はカウンセリングを主軸に据えて、自分の根底にある感情と向き合うことの過酷さや、その過程に伴う覚悟について書かれている。作中で語られる、人とのコミュニケーションを「支配―被支配」「主―従」という構図でしか捉えられなくなっていた、という記述が印象に残った。過去の経験が、関係性の見え方そのものを限定してしまうことが示されている。これまで、性暴力被害者が性を乱雑に扱っているように見える行動に疑問を抱いていたが、本書を通して、それが心理的な構造から行動へとつながっている可能性があるのだと理解できた。2025/12/11
咲
3
「やっと言えた」をやっと読めた。いつになく感情が溢れて、乱れて、やりきれなかった一週間を越えて、いま、やっと。アラームをかけずに寝ると、昼前に目が覚める。何も食べる気にならず、3時ころまで、静かに静かに、読む。「わたしは、自分のこれまでの人生が臨床心理の言葉で語られて、自分のあずかり知らないところでわかったふうにまとめられるのが耐え難かった。それほど切実に、自分の物語を誰かの言葉ではなく自分の言葉で語る必要があった。誰かがわたしのことを語ってしまうと、他人の言葉の陰で自分が消え失せてしまうように感じる」2026/01/24
ane
3
前作『庭に埋めたものは掘り起こさなければならない』を見つけて立ち読みしたときはあまりの生々しさに本棚に戻したのに、同等かそれ以上に生々しく克明に心の動きが記されたこちらは「いま読まなきゃ」と思えてすぐに読みきった。私が変わったんだろう。 「自分を大事にする」「気持ちに素直に」という、言うのは簡単で誰もが知っていることを実際に行うのが、どれ程大変なことか、ましてや傷を負った人には、と身に染みて分かる力作。ただし読むタイミングはものすごく選ぶなと思う。今の私はいまなら前作も読めるし、読みたいと思う。2025/12/07




