感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Satoshi Hara
5
皮疹の診断学。皮疹はもっと特異性があって絵合わせでかなり区別できるものと思い込んでいたが、限界があることが良くわかった。皮膚病理を通じて病態を考えながら皮疹を分類し鑑別を挙げていく考え方は論理的だし、腎疾患の診療にも通じるものがあって、納得。研修医のときに読みたかった!2022/08/26
ねころじ
1
紅斑、中毒疹、紫斑のみかたについて、パターン認識ではなく病歴や病理学的変化から解説した本。造影剤の薬疹が4-5日で多いとか、薬疹は通常4日以降とか、新しく知ることがあった。かびっぽいって抗真菌薬を処方することも多く、やめてほしいと書いてあったので反省するが鏡検できないしな、、、 診断に特化した本だが、説明がわかりやすいのでステロイドの選び方やコモンな皮疹のよくある病歴や治療法、コンサルトタイミングについても説明してあるとありがたかった。2023/03/09
文狸
1
基本的には「紅斑」の診かたの本であるが、めちゃくちゃタメになった。非皮膚科医にとって病棟管理でちょうど必要なくらいの病態の説明に留めて、かつ、どのようなフローチャートで思考すればいいかも明瞭にまとめてくれている。皮疹が出たと病棟からコールがあっても怖れなくなる本。2022/08/08
ばかぼん
0
皮膚科の診断学.System2の考え方を知ることができ大変助かった.この考え方に肉付けしていくことで皮膚科の診断能力を向上させていこうと思う.2022/09/03
young
0
苦手意識が強い皮膚科領域の勉強。まるで予備校の授業を聴いているようで三苫先生の講義が思い出された。今まであまり見たことない皮膚科の本で、臨床推論とか好きな人にはピッタリのような印象を受ける本だった。2022/02/25