精神科臨床エキスパート 外来で診る統合失調症

水野雅文

医学書院（2015/06発売）

• サイズ B5判／ページ数 200p／高さ 26cm
• 商品コード 9784260021708
• NDC分類 493.76
• Cコード C3347

出版社内容情報

統合失調症の軽症化が言われて久しい。確かに、急性で劇的な興奮や緊張は目立たず、外来でも診療可能なケースが増加した。しかし、診療は決して易しくなってはいない。外来診療ならではの問題に焦点を当て、精神療法や薬物療法などの各種治療のコツを紹介するとともに、重症度評価や入院の必要性の判断、再発予防といったポイントも余すところなく解説した。当事者の視点として、お笑いコンビの松本ハウスと編者の対談も収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[hir]

「2018年4月から精神手帳所持者も雇用義務の対象となる。精神手帳所持者の雇用義務化により、身体障害者や知的障害者との制度的な差がようやく解消される。」(162)。 「多機能型精神科診療所の実践のなかで、重度の精神疾患を抱える患者が入院することなく地域生活が送れることが明らかになってきている。チームによる医療とリハビリテーション、生活支援を複合したサポートによって、重度の精神疾患を抱える患者の地域移行・地域生活定着支援が可能になる。」(185)。

2015/07/20