新潮文庫
日本少国民文庫 世界名作選〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 371p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101060125
  • NDC分類 908
  • Cコード C0193

内容説明

皇后・美智子様も戦時中に疎開先で愛読されていた本書は、昭和十一年という文学的良心を発揮できた戦前最後の時代に、作家・山本有三のもとで企画・編集された。子供に大きな世界があることを伝えたいという熱意から、ケストナーなどの名作物語の他、あのアインシュタイン博士が日本の子供に宛てた手紙まで幅広く作品を収録。その良質な文章たちは、現代日本でもますます光り輝く。

著者等紹介

山本有三[ヤマモトユウゾウ]
1887‐1974。栃木県生れ。東京帝大独文科卒。1920(大正9)年、戯曲「生命の冠」でデビュー。『嬰児殺し』で注目を集め、日本の新劇の基礎を固めた。大正末期から小説にも手を染め、『波』などの新聞小説で成功を収める。その後、ひたむきな女医を描いた『女の一生』、勤め人一家の愛と犠牲の日々を書いた『真実一路』、逆境をたくましく生きる少年を書いた『路傍の石』で国民的作家となった。子供達に向けて書かれた『心に太陽を持て』は、今も小・中学生に読まれている名作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nakmas

11
図書館本。 「しょうこくみん」、響き的にプロレタリア文学??と思いつつ、「少」だったので少年・少女向けに山本有三がまとめてくれた、良質な読み物でした。 前半は短編と詩が交互に編まれていて、固めの文章が読めるなら、または本に慣れる努力をしようとするなら、とても世界を広げてくれる読み物。2020/03/08

0422

7
とてもいい。子供のころに読みたかった。でも中年のころ読んだ方が、初心に帰れる。2015/11/29

風鈴

4
日本語でも不自由するのに、外国語なんてもっと不自由で仕方ない。ましてちょいと前の翻訳もの・・・。言いたいことは判るけど、口に出して読んだら(当時は)違和感ないものだったのだろうかという思いがぬぐえない・・・。どれも読んだことないものばかりだったので、ある意味新鮮でした。2019/07/24

ぶたまん

4
皇后美智子様が子供のときに疎開先で読まれた児童書。あのアインシュタインの「日本の小学児童たちへ」が読みたくて借りてきた。なんともずっしりぎっしりした本で、これは何だか特別な感じがするぞ、、と読みはじめた。他にトルストイの「人は何でいきるか」やソログーブの「身体検査」が面白かった。2016/06/17

本命@ふまにたす

3
戦前期に編集された、世界の「名作」を少年少女に向けてまとめたアンソロジー。単なる寄せ集めではなく、まえがきや挿絵、漫画など楽しめる工夫が随所にあり、復刊のこの文庫版でもその精神は受け継がれているように感じる。2022/08/07

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