出版社内容情報
外来受診する子ども(生後~16歳)のうち、帰してはいけない患者は誰なのか。発熱、腹痛、食欲不振、嘔吐…、よくある症状の中に潜む、まれだが重篤な疾患を見逃さないためにはどうするのか、いかにしてミスを防ぐか、に迫る。ケースブックでは、都立小児総合医療センターの専門各科から臨場感溢れる45症例を提示。初期診断から確定診断に至るまでのプロセスと思考過程を追体験することで、実践的な対応を学ぶことができる。
目次
第1章 小児科外来で帰してはいけない疾患(無知は救いようのない誤診を招く;主訴を適切に聴取しないと診断はできない;鑑別診断が念頭になければ、診察はできない;診断に至る基本的な思考回路を理解する;誤診するリスク(危険性)を過小評価するバイアス)
第2章 ケースブック(日齢20男児―最悪を想定した対応が生命を救った!;日齢27男児―疑えば攻めろ!;2か月男児―診断の最大のヒントは家族の話のなかにある;6か月男児―親の視線も主訴のうち;6か月女児―発熱を伴う四肢の不動をみたら ほか)