出版社内容情報
わが国における乳がん罹患率は増加の一途をたどり、女性のがん罹患率の第1位、死亡数は第5位である。治療としては手術のみならず、薬物療法が日進月歩であり、新薬の導入、国際的な新しい考え方、合意事項を適正に導入し、患者の人生を共に考えたうえで、患者に最大のベネフィットを提供することが求められている。乳癌診療に携わるすべての医療者に向けて、共通認識として必要十分な情報、知見をコンパクトにまとめた書。
目次
1 乳癌の発生・進展
2 疫学・予防
3 診断
4 原発性乳癌の治療
5 転移再発乳癌の治療
6 oncologic emergency
7 緩和療法
8 薬物療法の副作用
9 遺伝性乳癌
10 予後予測因子・治療効果予測因子とテーラーメード治療
11 社会的サポート
12 乳癌におけるチーム医療