出版社内容情報
日本摂食障害学会の監修によるわが国の摂食障害治療のスタンダードとなるガイドライン。わが国で実際に行われている「診断から治療への流れ」を中心とした内容で,実際の臨床に導入しやすい。他の治療法との組み合わせ方を解説し,治療効果判定や転帰にも言及。参考文献はそれぞれエビデンスレベルを5段階で記載した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あもなか。
2
読み応えあり。思っていたほど難しくなかった。2015/01/04
kumahina0316
1
摂食障害に罹患している人は不健全なほどの肥満恐怖、痩せ願望を抱えながらも病識がないことが多い。また健康な自己と病的な自己が分裂していることもしばしばである。治療ではご飯を食べた後どうなるかを予測させ、実際にその予測の通りになるかを検証させたり、分裂に焦点を当てて悪い自分と良い自分の思考や行動を感想文として書かせ、健康な部分に賞賛を与えることで変化を促す方法などが取られている。興味のある力動的アプローチについても書かれていて面白く読めた。2021/08/10