内容説明
5度にわたりノーベル賞の候補(文学賞・平和賞)にあがり、シュバイツァー、ガンジーとともに「20世紀の2大聖人」と称えられた賀川豊彦を知っていますか。貧困と格差を解消し平和な協同社会をめざしたその足跡を読む。
目次
プロローグ
第1章 スラムに生きる
第2章 労働者を救え
第3章 静かなる革命
第4章 社会をデザインする
第5章 相互扶助のこころ
第6章 世界に平和を
エピローグ
なぜ今、賀川豊彦か
賀川豊彦の足跡
賀川豊彦の関係団体変遷図
賀川豊彦献身一〇〇年記念事業
神戸プロジェクト実行委員会の構成団体
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん💗
68
コープこうべの前身、とだけ知っていた愚かな私。何故ノーベル平和賞を受賞しなかったのかが不思議なほど平和に貢献されておられる。この方こそ相応しい!!!奥様のハルさんも同じ意志を持ち共に活動された。神戸のスラム街と呼ばれる地域に住み住民たちと共に精一杯生き、亡くなった。内容が凄く充実していて漫画とは言えない出来。沢山の人に読んでほしい。2023/05/28
anne@灯れ松明の火
12
金融機関待合席で、斜め読み。名前も知らなかったんだけど^^;、立派な方だったんだなあ。2012/11/16
荒野の狼
4
東京都世田谷区上北沢にある賀川豊彦記念松沢資料館を訪れた際に本書を購入。2009年発行の192ページの漫画で数時間あれば通読できが内容は濃い。「賀川豊彦献身100年記念」とは、賀川が1909年に神戸のスラムに移り住み救貧活動をはじめた年から数えて100年ということ。タイトルは「劇画 死線を越えて」となっているが、賀川の同名の小説の劇画ではなく、オリジナルの賀川の伝記。2019/12/14
やよ
2
生協の父と呼ばれる賀川豊彦の半生を知りたくて読んだ。賀川さんの働きもすばらしいけれど、彼を支える妻ハルの存在が眩しい。2016/07/13
日向夏
2
協同組合や労働組合運動など様々な社会運動に尽力した賀川豊彦の物語。劇画っていうのはなんだか馴染みにくいものでした。軽いお勉強の本ですね。2009/11/10