出版社内容情報
大正・昭和の古い着物や帯の文様と、その意味や格付け、時代背景、由来などがわかるビジュアルブック。文様は計200種類以上掲載。
大正・昭和の古い着物や帯の文様と、その文様の意味や格付け、時代背景、由来などがわかるビジュアルブック。
昨今の着物好きな人の増加により、着物の絵柄・文様にも興味が広がっています。それは、その絵柄・文様の意味するところを知ることで、より着物を見る目を確かにしようという意識の現れでもあります。
本書は、美しい古い着物を見る楽しい図鑑的な位置づけと、それに加え、季節による絵柄の使い分けや、当時の歴史、さらに絵柄に関連した和歌や風景、花などの知識などを解説することで、着物を着る意味をも明確にできる、実践で使える資料性の高い本です。
なお、解説は英字も併記し、在日の外国人や観光客に日本の文化を知るきっかけ本にもなります。
着物と帯の絵柄はトータルで200種類以上、掲載。
着物の絵柄とそのいわれ
春:花の名前(梅、椿、桜、木蓮、カトレア、蘭…)、風景(吉野山春霞、花いかだ…)
夏:花の名前(朝顔、百合、あやめ、薔薇、あじさい…)、動物(魚…)、風景(水、海辺、舟…)、
秋:花の名前(菊、桔梗、萩、秋の七草、撫子…)、風景(楓、紅葉…)
冬:植物の名前(藪柑子…)、模様(雪輪…)、風景(雪持ち笹…)
季節なし:植物(松竹梅、四君子、宝尽くし…)、動物(しし、小鳥、鶴…)、器物(楽器、縞、幾何学模様…)、風景(富士山、寺…)
コラム:季節の取り入れ方、絞り・友禅・刺繍で表す絵柄の違い、着物と帯の合わせ方、帯留で愉しむ着こなし、半襟で愉しむ着こなし…。
【著者紹介】
NPO法人 京都古布保存会理事長。古い着物や布の収集や保存を通じて、京都文化の継承と伝達を図ることを目として、平成16年に「京都古布保存会」を設立。古い着物や布に関する展示、講演やセミナー、生産者や所蔵者を対象とした聴き取り調査などを行う。
内容説明
古から今日に至るまで脈々と受け継がれてきた、日本の民族衣装の優れたデザイン性や芸術性を、浮き彫りにした本書。色や文様だけでなく、織や染め、刺繍など伝統の技術を駆使してつくられた着物美と大人の遊び心を、見出していただけることでしょう。
目次
春(立涌;牡丹 ほか)
夏(夏の水辺;朝顔 ほか)
秋(乱菊;鼓 ほか)
冬(ふくら雀;御所人形 ほか)
著者等紹介
似内惠子[ニタナイケイコ]
1954年京都生。2004年京都古布保存会を設立、祖父のコレクションをもとに展示活動を始める。2009年NPO法人京都古布保存会を設立、代表理事に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
seraphim
中川采美
多分マグマグ
nranjen
hitomi