出版社内容情報
野菜は連作を重ねるほど生産は安定し、品質は向上、収量もアップする。その科学的根拠を詳しく解説し、農薬や化学肥料に頼らない連作技術や、野菜別の事例、自家採取や保存方法などもあわせて紹介。
●第1章 連作のすすめ
1 連作と輪作の定義
2 連作と輪作有効性と弊害
3 連作の科学的根拠
●第2章 連作を可能にする技術
1 連作で発生する病害虫と主な対策
2 土作り
土壌の立体構造と水分移動
土壌の理化学性と診断/ 土壌の生物性
3 土壌処理
太陽熱処理/バイオヒューミゲーション
土壌還元消毒
4 土壌改良資材
堆肥/転炉スラッグ/コーラル/米ぬか など
5 微生物と微生物資材
微生物/微生物資材/自然農薬/生物農薬
6 栽培方法
自然暦/育苗/踏み込み温床/おとり植物
ジャガイモの逆さ植え/胚軸切断挿木 など
7 植生配地
混植・間作/コンパニオンプランツ/草生栽培
(1)重寄生菌によるうどん粉病の防除
(2)雑草による雑草の防除
バンカープランツ(縁取り・障壁)
8 抵抗性品種と抵抗性台木
抵抗性品種/抵抗性台木/接木の種類
●第3章 野菜別の連作技術と連作の事例
●第4章 自家採種と育種
1 育種と採種の違い
2 自殖性と他殖性
3 種子で繁殖する作物の種採り
4 栄養系で繁殖する作物の種採り
●見学可能な農家のリスト
【著者紹介】
1948年生まれ。農学博士(東京大学)。栃木県農業試験場生物工学部長、自然農法大校長を経て、現在(財)環境科学総合研究所所長、(社)自然農法文化事業団理事。有機農業、伝承農法などの研究・実証を行っている。著書に『拮抗微生物による病害虫防除』(農文協)、『コンパニオンプランツ』『プロに教わる家庭菜園の裏ワザ』『マンガでわかる家庭菜園の裏ワザ』『農薬・化学肥料に頼らないおいしい野菜づくりの裏ワザ』(家の光協会)など。
内容説明
連作を続けると土壌が安定し、高品質の野菜ができる。長年におよぶ実証データと事例をもとに解説。見学可能な農場・農家のリスト付き。
目次
第1章 連作のすすめ(連作、輪作とは何か;連作の効用と弊害 ほか)
第2章 連作を可能にする技術(土作り;土壌処理 ほか)
第3章 野菜別の連作技術と連作の事例(トマト;ナス ほか)
第4章 自家採種をする(採種と育種の違い;受粉には自殖型と他殖型がある ほか)
著者等紹介
木嶋利男[キジマトシオ]
1948年生まれ。農学博士。栃木県農業試験場生物工学部長、自然農法大校長を経て、現在一般社団法人MOA自然農法文化事業団理事。有機農業、伝承農法などの研究・実証を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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