内容説明
原価計算の学習や実践には「原価計算基準」が不可欠である。しかし、生産・IT環境が大きく変化している中、「原価計算基準」は1962年中間答申以来一度も改訂されておらず、現状でも継続して利用されている。本書は、「原価計算基準」の内容に準拠しつつも、その内容を超えて一般に公正妥当と認められる企業会計の慣行となりつつある部分にも言及して解説する。
目次
第1章 原価計算の基礎概念
第2章 費目別計算
第3章 単純個別原価計算と製造間接費の総括配賦
第4章 製造間接費の部門別計算と部門別個別原価計算
第5章 活動基準原価計算と日本企業の部門別計算
第6章 単純総合原価計算
第7章 総合原価計算の種類
第8章 工程別総合原価計算
第9章 標準原価計算
第10章 直接原価計算
第11章 公認会計士試験・論述例題
著者等紹介
清水孝[シミズタカシ]
早稲田大学大学院会計研究科教授。博士(商学)早稲田大学(2000年)。1982年早稲田大学商学部卒業。1991年早稲田大学大学院商学研究科博士課程単位取得。1991年朝日大学経営学部専任講師、1994年同助教授、1995年早稲田大学商学部専任講師、1997年同助教授、2002年同教授を経て2005年より現職。2016年よりめぶきフィナンシャル・グループ外部取締役(監査等委員)。2021年より会計大学院協会理事長。2006年度から2008年度まで公認会計士試験委員。2002年から2003年までカリフォルニア大学バークレー校客員研究員。米国公認管理会計士協会東京支部支部長。英国勅許管理会計士協会North Asia Management Accounting Leaders’Think Tank、CGMA100選出(2017年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。