内容説明
本書は、平成6年度にアジア経済研究所の環境問題総合研究事業の一環として実施された「発展途上国の環境法と行政制度(4)―地球環境保護と法」研究会の研究成果を取りまとめたものであり、これまでの発展途上国の環境法研究の成果報告に引き続くものである。
目次
第1部 国際環境法と発展途上国(ポストUNCEDとアジェンダ21の課題;国際金融機関と環境協力―アジア開発銀行・世界銀行にみる環境配慮の仕組みと実際;国際環境法の展開と課題;地球環境条約と開発途上国;有害廃棄物の国境を越える移動をめぐる国際法の展開;債務自然スワップの意義と課題)
第2部 アジア地域の環境法(途上国の環境保全のための理念と法的枠組み―地球環境権の確立に向けて;アジア諸国の環境影響評価制度の課題と地域協力の可能性;メコン河流域開発に関する新たな法的枠組み;熱帯林の減少と森林管理;アジア地域の湿地保全と法)