内容説明
本書では、経済成長理論や厚生経済学といった経済学の枠組みに収まらない開発や発展についてのヴィジョンと経済学との交流という視点にたって、開発経済学のアイデンティティを考える。
目次
第1章 開発を実現するものとしての資本と能力(努力と動機づけとしての開発;投資問題としての開発;ルイス ほか)
第2章 経済成長と人間開発(福祉の構成要素と手段;経済成長に対する期待と懐疑;クズネッツ仮説 ほか)
第3章 比較研究の中の構造と制度(比較研究の類型;方法論的考察;研究単位としての国民国家 ほか)
著者等紹介
野上裕生[ノガミヒロキ]
アジア経済研究所新領域研究センター貧困削減・社会開発研究グループ長代理
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