研究双書
紛争と国家形成―アフリカ・中東からの視角

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  • サイズ A5判/ページ数 252p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784258045983
  • NDC分類 312.4
  • Cコード C3331

目次

序章 紛争と国家の研究に向けて―国家形成という視点の可能性
第1章 「蘇生国家」レバノンにおける紛争再生産のしくみ―「独立インティファーダ」の功罪
第2章 紛争と民主化―ケニアにおける2007/8年紛争と新憲法制定
第3章 イラク覚醒評議会と国家形成―紛争が生み出した部族の非公的治安機関と新たな問題(2003~2010年3月)
第4章 紛争後の治安回復―南アフリカのコミュニティ・ポリシング
第5章 機能する「崩壊国家」と国家形成の問題系―ソマリアを事例として
第6章 人口の管理という国家形成の課題―コートジボワールの和平プロセスにおける有権者登録の事例から

著者等紹介

佐藤章[サトウアキラ]
アジア経済研究所地域研究センターアフリカ研究グループ・グループ長代理(副主任研究員)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Rusty

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紛争後の「国家建設」でなく、紛争期も含め社会・経済的に広い視点から「国家形成」と捉えることを支持。特にソマリアとコートジボワールの事例が興味深い。所謂「国家の三要素」領域・主権(政府)・国民が欠けても、国際関係の窓口となる主体、主要なインフラ(港湾、道路等)を抑える「ビジネスマン」の存在が「主権」不在(不備)の国家を存続させている、また「主権」に認められる「国民」の範囲が確定しがたい状況など。特にソマリアは、無秩序ゆえの不法投棄、海賊の横行、一方「アフリカの角」で地政学的重要性など、容易でない課題が多い。2016/05/01

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