ソノラマ文庫 ウルトラセブン―ＥＰＩＳＯＤＥ：０

武上 純希【著】

朝日ソノラマ（2002/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 263p／高さ 15cm
• 商品コード 9784257769620
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

地球防衛軍のエリート部隊であるウルトラ警備隊に所属する正規隊員は、隊長を含めて六名。だが、かつて七人目の戦士として地球人のために戦った超人がいた。超人のコードネームはウルトラセブン―地球人類より遙かに進化した生命体であるＭ７８星雲人だ。しかし、そんなセブンの地球での戦いは、宇宙的な観点からすれば犯罪行為だったという。果たして、セブンの戦いは本当に間違っていたのか。

著者等紹介

武上純希［タケガミジュンキ］
１９５５年、鹿児島県生まれ。フィルム編集を経て、シナリオライターとしてデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Bugsy Malone]

かつてノンマルトの海底基地を滅ぼしたウルトラ警備隊。果たして人類は侵略者なのか？地球を愛し人類を愛してしまったが故のセブンの苦悩、｢我々の勝利だ！海底も我々のものだ！｣と叫んだキリヤマ隊長の真意、宇宙侵略を行おうとする地球防衛軍のタカ派、その動きを阻止しようとするフルハシ参謀とウルトラ警備隊の新たなメンバー達。著者があとがきで｢ご批評、ご批判は甘んじて受ける所存でございます。｣と仰っているように、セブンに憧れダンを愛した世代にとってはあまりに辛い内容ではある。それでも過去に決着を付ける為にはこういう物語→

2021/01/28

[はるこ]

世代ではないので、馴染みのない名称に戸惑う。セブンが異種星人として愛や心に苦悩しながらも、地球人に親しみを持って行動する様は、嬉しかった。ただ、セブンの意識が入った状態を「ホンモノ」としてサトミに認識されたカザモリは気の毒。

2015/05/01

[k16]

20100707読了。 平成セブン観たくなった。キリヤマ隊長も登場してノンマルト語るという点で正史でいいんですかね?

2010/07/07

[真月 洋々]

まさにTV版のウルトラセブンの地続きという話で、読後にセブンらしさがとても強く残る。 不穏であり、侵略、種族、時間、そういうものと一息に飲み込まれる不明瞭さがとても面白い。

2014/06/27

[おMP夫人]

『ノンマルト』という言葉にピンと来た方は、是非。

2012/04/23