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内容説明
“東へ行け、アドナよ。大地の左腕の先、海を越えた妖精の島へ”淫邪神バルドヌックの手で魂を抜き取られ、今や“生ける屍”と化した愛するライブランゼ王子を蘇らせるために、アドナは、月神ジルヴァーンの神託に従ってアトランティス大陸を二分する大山脈“大地の背骨”に挑んだ。村々に巣くう悪霊を倒し、山間に潜む魍魎を退けながら、アドナが百日余をかけて大地の背骨を越えた時、大陸の東側では恐るべき妖魔が目覚めつつあった。20年前にアドナのまだ見ぬ母を見染め、その後の運命に決定的な影響を与えた氷の妖魔ラングラーノである。そしてもう一人、忌わしき仮面使いの妖術士ンーゲルブが、アドナを倒そうと、牙を研いで待ち受けていた。