ソノラマ文庫 天界に幸多からんことを

斉藤 英一朗【著】

朝日ソノラマ（1987/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 252p
• 商品コード 9784257763666
• NDC分類 913.6

内容説明

銀色の眼と髪をトレード・マークに、ハートランド正教の中級神父たちは太陽系連邦を駆けめぐり、布教に努めている。犯した罪や心の内なる罪の重さにおののき救いを求める者に手を差し伸べ、現世の罪を浄めたうえで天界に送り込むのが、その主要な任務なのだ。当然、対象となるのは凶悪な犯罪者がほとんどで、厳しい鍛練を経た強靱な精神と肉体を持つ者のみが可能な苛酷な任務だった。そのため、ハートランド教会は独自に開発した高性能の小型宇宙船と神経銃を任務達成の強力武器として神父に与え、その製造法は極秘事項扱いとしていた。だがその機密が、事もあろうに一人の神父によって持ち出される事件が発生したのだ。機密漏洩事件を追う表題作の他、ジェシーの盟友、フォーク神父の極寒の星や灼熱の砂漠での活躍をハード・タッチで描く傑作中編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[輝rin]

銀色の眼と髪がトレード・マーク。ハートランド正教の中級神父は太陽系連邦を駆けめぐり、布教に努める。 犯した罪や心の内なる罪の重さにおののき救いを求める者に手を差し伸べ、現世の罪を浄めたうえで天界へと送る。その際に神父が口にする言葉が表題。 ハイスピードジェシーという作品に出てくるジェシーの盟友を描くサイドストーリは面白いです。

[洪七公]

読了

1987/11/30