感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
16
今回もトリップできて楽しかったです。紙魚子ちゃんの名前からか、今回は本と魚が主なモチーフです。胃の頭町は、様々な異郷と繋がっている様ですね。圧巻はラストの『夜の魚』ですね、家ごと魚のいる異世界に連れてゆかれて、魚にメタモルフォーゼして、過ごす人たち、それでも一部の人はカタツムリやカマキリ等(キトラさん)にメタモルフォーゼしてしまいます。それを救いに栞と紙魚子と段先生は向かいますが、そこにはアマゾネスの人魚にメタモルフォーゼした奥様が!美形なのに驚きました。ラストで二人は再び生首を拾います。底の抜けた物語2024/06/29
ナハチガル
11
ホラーとギャグの塩梅が超絶。「ところであんたに弟がいたのね」「いたのよ初登場だけど…」話の都合にあわせて弟を「作った」ことをメタ的にギャグにしつつ、しかも伏線にもなっているのには脱帽。突然「ブレア・ウィッチ・プロジェクトごっこ」が飛び出したり、自虐的オヤジギャグかと思えばシュールをねらっているようでもあり、油断ならない。『古本地獄屋敷』はミニマムに壮大で、古本亡者どもの繰り言は耳が痛いし、【見知らぬ街で】や【夜の魚】の幻想性はボッシュかブリューゲルのよう。ラヴクラフトを凌駕する才能じゃなかろうか。A+。2021/09/06
MOTO
0
古本に埋もれた迷宮。ううっ、恐ろしいがこんな所で迷ってみたい!迷いながらも本を探す。出口を捜してるんだか、本を探してるんだがわからぬうちに、きっと私も古本マニアの亡霊になるんだろうな。2016/11/17




