日刊イ・スラ―私たちのあいだの話

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日刊イ・スラ―私たちのあいだの話

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784255012636
  • NDC分類 929.14
  • Cコード C0095

出版社内容情報

27歳の私は “毎日” 文章をメールで送り始めた。

学資ローン返済のために
ひとりで始めた「日刊」連載プロジェクト。
恋人、家族、友人、文章教室、日々の運動。
愛すべき他人から発見した、私たちと“地続き”の話。

韓国の新星を日本初紹介。
みずみずしい随筆(エッセイ)の息吹。

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2018年、当時27歳だったイ・スラは、250万円の学資ローンを返済するために、毎日1本、文章を書いてメールで配信する連載プロジェクトを始めた。その名も「日刊イ・スラ」。

「誰からも依頼されずに文章を書きます。月・火・水・木・金曜日は連載して、週末は休みます。購読料は1カ月で1万ウォン(約千円)、20編送ります。1編が500ウォンなので、おでん一串よりは安いですが、それ以上に満足していただけるように努力します」

連載はたちまち反響を呼び、その半年分の文章をまとめた『日刊イ・スラ 随筆集』は600ページ近い分量にもかかわらずベストセラーになる(2018年の全国独立書店が選ぶ「今年の本」にも選出)。

書かれているのは、子供時代の淡い恋心、山登りでの祖父との喧嘩、恋人と誕生日に交わした言葉、文章教室での子供たちの作文、母が自分を妊娠したときの記憶、ヌードモデル時代の話……。「日記」のような形式でありながら、1本1本が独立した短いエッセイ。日常に転がっている愛とおかしみが、ときに文体を変えて、みずみずしく描き出される。

日本語版『日刊イ・スラ』は、イ・スラ初の散文集『日刊イ・スラ 随筆集』と、プロジェクトのシーズン2をまとめた『心身鍛錬』の2冊から、41編の文章を厳選してオリジナル版とした。韓国の新しい書き手を日本で初めて紹介する。

「何かについて気になり始めたら、私たちは動きだす。好奇心は愛の始まりだから」
……(「手紙の主語」)

「あなたを身ごもったときのことを正確に記憶している、と母は言った」
……(「懐胎」)

「逆立ちをしながら祖父のことを考えた。祖父もよく逆立ちをする」
……(「あなたがいるから深いです」)

最善を尽くしたら私は絶対に転ばなかった。テウもそうだったはず。
……(「滑って転ぶ練習」)

内容説明

学資ローン返済のためにひとりで始めた「日刊」連載プロジェクト。恋人、家族、友人、文章教室、日々の運動。愛すべき他人から発見した、私たちと“地続き”の話。韓国の新星を日本初紹介。みずみずしい随筆の息吹。話題をさらった2冊から41編の文章を厳選した、日本オリジナル版。

目次

『日刊イ・スラ随筆集』より(今日の寝室;唯一無二;驚きの慰め;上品な関係;滑って転ぶ練習;懐胎;祖父;あなたの自慢〈上〉;あなたの自慢〈下〉;ウンイ;ボキ;大言壮語;ハッピーアワー;ひそやかに;服と舞台;麗水前夜;手紙の主語;Unexpected Money;逃げるは恥だが役に立つ〈上〉;逃げるは恥だが役に立つ〈中〉;逃げるは恥だが役に立つ〈下〉;水の中のあなた;耐えがたいセリフ;未完成の歯;わが家のマニュアル;産婦人科;取扱注意;夢取引き)
『心身鍛錬』より(もうお兄さんはいない;気まずくなるのは怖くない;ジャイアントウーマン;保証金という問題;あなたがいるから深いです;愛の無限反復;手にした人生;新しい私たち;作家とイベント;社長、いかがお過ごしですか;明るい引っ越し;明日の寝室)
「日刊イ・スラ」はどのように拡張していくのか

著者等紹介

イスラ[イスラ]
李/瑟娥。1992年、韓国・ソウル生まれ。「日刊イ・スラ」の発行人であり、ヘオム出版社の代表。雑誌ライター、ヌードモデル、文章教室の講師として働きながら、2013年に短編小説「商人たち」でデビュー。作家活動を始める。2018年2月、学資ローンの250万円を返済するために毎日1本、文章をメールで送るセルフ連載プロジェクト「日刊イ・スラ」を開始。たちまち大きな反響を呼び、半年分の連載をまとめて同年10月に刊行された『日刊イ・スラ随筆集』(ヘオム出版社)は600ページ近い分量にもかかわらずベストセラーとなる(2018年の全国独立書店が選ぶ「今年の本」に選出)。「日刊イ・スラ」はその後もシーズンを重ね(現在は休載中)、これまでに9冊の本を出版。エッセイ、インタビュー、書評、コラム、漫画など、ジャンルを越えて執筆する。今も週に一度、10代の若者に文章を教えていて、イベントでは歌も歌う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

17
▼訳者と同じく、韓国人である著者の事はInstagramで知った。かなり個性的で多才な女性作家だろうと思っていた。▼そのInstagramで「日本語版」が出版されたことを知り、kindleで読んでみた。▼エッセイの中では性の事を含めて、かなり赤裸々に私生活を綴っているように見える。しかし、フィクションとノンフィクションが混じっていると本人は書いているので、そのつもりで読むしかない。▼メジャーになりつつある彼女が、今後どのような「作家」となっていくのか、ネット経由で見守りたい。2022/02/25

RED FOX

14
「自分とは違う他人に関心を持ち知ろうとする人が美しくないわけがないと思うのです」と日本語版読者宛の短文あり。両親、両祖父母の仕事や恋愛を家族が細かく知っていてすごい。面白かった。2024/11/24

きゅー

12
自分向けの本ではなかったな。若い人、特に女性は共感できる人も多いのかもしれない。他愛のない恋、いつか別れるかもしれない人との愛、両親のこと、自分の弱みと対面して強くなろうとしてた少女時代のこと。私にとってそれらの多くはすでに過去のこと。彼女の書く「私」であることの重さに、若さを感じた。2022/02/14

じょじょ

8
Web小説や購読しないと読めないブログなどは正直好きじゃなかったけれど こうゆう形もありなんだなと知った。まぁこれから先そうゆうのを好んで読むかは別だけど。2023/07/19

ヘジン

8
著者が20代半ばで行なった、広告を出して購読者を募集し、1日1編文章を書いてメールマガジン形式で送る、出版社を通さない「文学直売」の試みをまとめた作品。自分についての話を自虐やナルシシズムを排してこれだけ読ませる文才に感心する。当たり前だけどプロの書くものは一般人が書くものとは全然違う。こんな先生に出会いたかったと思う「麗水前夜」、前半は笑い、後半は憤った「耐えがたいセリフ」、おばあちゃんの愛を書いた「愛の無限反復」が良かった。2022/04/27

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