内容説明
最高の友だちになる猫との出会いと冒険を綴った「猫庭」誕生ものがたり!
目次
第1章 手島家と猫
第2章 猫が殺処分されている
第3章 猫庭誕生!
第4章 猫庭が伝えたいこと
第5章 わたしと猫庭
番外編 幸せになった猫たちのものがたり
著者等紹介
手島姫萌[テシマヒメモ]
猫庭館長。2007年、山口県山口市に生まれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真香@ゆるゆるペース
131
山口県の温泉旅館「てしま旅館」の娘、小6(2020年現在は中1)の姫萌ちゃんは、旅館の庭にある保護猫達が暮らす施設「猫庭」の館長という肩書きを持つ。姫萌ちゃんの「殺処分される猫達を助けたい」という純粋な思いが、大の猫嫌いだったお父さん・ひいおじいちゃん・ひいおばあちゃんを変え、家族総出で「猫庭」を誕生させるべく奮闘する姿が何とも素晴らしかった。猫好きとして、手島家の活動を応援したいという気持ちに。Youtubeやインスタでも情報を発信しているので要注目。可愛い猫達のオールカラーの写真が多くて眼福でした♡2020/07/01
ネムコ
29
猫好きとして、勇気をもらえる本だった。家族でやっている旅館で猫を飼ったことのない手島家に子猫が来たのをきっかけに、保健所の殺処分をニュースで知り、旅館の中庭に保護猫のための『猫庭』を造るまでの過程は、家族の協力あってこそとはいえ個人でここまでできるという実話である。あと何年かで定年だけど、猫のために何かトライしてみたいな。2020/08/28
こむぎ
4
猫に関する本を読みたくて図書館で借りた本。殺処分される猫を救いたいという気持ちで、猫嫌いだったお父さんたち大人たちと疑問を話し合うことで、いつの間にか家族全員で猫の里親を探すシステムを構築していく様子が日記で描かれています。生き物を救いたいという気持ちに大人も子どもも関係なく、素晴らしい行動力に感動しました。2020/03/28
cinnamon
2
一匹の猫を拾ったことから関心が芽生えて始まった、猫庭プロジェクト。旅館をやっている一家が猫の保護と譲渡を始めるまでの経緯が、小学生の館長によって書かれている。やると決めてから行動に移すまで、とても計画的でよく考えられていて凄い。たくさんの命を預かるのだから責任重大。初めて譲渡が決まったときに、別れるのが寂しくて泣いてしまった話。猫ちゃんが新しい家族に迎えられた際のいくつかのエピソード。その子の個性を伝えることの他にも、魅力をアピールできる名前を付けることで、譲渡率が上がるというのは成程という感じだった。2019/12/02
冬月
2
「お父さんは猫が大嫌いだった。ひいじいちゃんもひいばあちゃんも、猫が大嫌いだった。でも、3人とも変わりました。だから、猫がきらいで、うとましいと思っている人も、伝えることをつづければいつか変わるかもしれません。そんな日が来ることが、わたしの一番の夢です。」2019/11/03